「31行+αで/80年代SFホラーしてみる」黒葉雅人

(PDFバージョン:31gyoupurasuarufa_kurobamasato

(注)

制作者
から、一言
申し上げておく。
これより御覧いただく
作品は<プロップ31機能>
を一部変更して――1つの物語
として試実作した<1機能1行物語>。
そしてまた制作者が愛してやまない世界、
80年代SFホラー映画へのオマージュである。
――それ以上のものでも、それ以下のものでもない。

※なお、<物語の構成要素31機能>を詳しく知りたい方は、下記へ。
「ウラジミール・プロップ」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%A9%E3%82%B8%E3%83%BC%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%97


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――黒葉演芸社提供――

≪ 死滅空間 ≫

暗幕

<――しゃああああ――>(効果音)


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1留守 技能士・石村藍作は、通信士・沢村愛実と喧嘩し、同棲を解消した。
2禁止 二人とも意地を張り、互いに連絡をとろうとしない。
3違反 不仲のまま愛実は、航宙貨物船で、地球から遠く離れた資源星に出発する。
4探索 製薬会社社長・植井蘭人が、資源星からのSOS通信を受け取る。
5漏洩 植井は通信映像の内容から、ある計画を立て始めた。
6謀略 植井は<蛍光緑液>の開発に没頭する研究員・幅戸西人を指名する。
7幇助 さらに研究所所長で<延命薬>を試験していた東海林ロミオも巻き込む。
8欠如 藍作は航宙士・黒根獏から、愛実の資源星行きと救出船出発の報を聞く。
9仲介 さらに、愛実との関係を知る獏に、救出船への乗り込みを勧められる。
10起動 地球からの連絡を無視し続ける愛実に直接会いに行くことを藍作は決意。
11出立 資源星MW-537に向けて航宙救出船<おおとり>号が出発。
12試験 機関トラブル発生。藍作と、機関士・城勘兵太とのあいだで意見衝突。
13反応 藍作と勘兵太双方の意見を合わせた方法で恒星間エンジン停止危機回避。
14獲得 和解した勘兵太から、電刀(プラズマ・サーベル)をもらう。
15移動 資源星に到着。荒廃した施設内で勘兵太が、異形<変形身具>に襲われる。
16闘争 別の異形<蠅男>と<動く怪我人・尊美>と、藍作による三つ巴対決。
17勝利 絶体絶命となるが、電刀の隠し兵器<放爆電>で形勢逆転、打ち倒す。
18刻印 尊美二体倒した藍作は蠅男に消化液で、<ノ><|>の傷を頬につけられる。
19解消 変形身具に襲われ左腕を負傷しながらも生き延びていた愛実と再会。
20帰還 藍作、愛実の生存者二人で、おおとり号に乗り込み、資源星から脱出。
21追跡 船内で、自身作製の<蘇生薬>により蘇った、だが狂った幅戸に襲われる。
22救出 左腕内に隠し装着していた電動刃(プラズマ・ノコギリ)で、愛実が退治。
23偽終 地球帰還航路をセットしたところで、動く怪我人、東海林・尊美が現れる。
24逆襲 協力して東海林・尊美をからくも倒すが、植井に、愛実を人質にとられる。
25難題 深遠宇宙資源開発の為に人体改造し、他星侵略生物兵器になれ、と迫られる。
26解決 藍作は、資源星産細菌利用の人体改造被検体になることを苦悶の末、了承。
27認知 突然現れた蠅男が<ノ><|>の傷を見て、無傷無怪我である植井を襲う。
28露見 消化液浴びた植井は、生体改造された棘々体<鋭利男>という正体を晒す。
29回復 いましめから逃れた愛実を藍作が取り戻す。
30処罰 消化液、電刀、電動刃で鋭利男退治。元獏である蠅男は自らを宇宙葬する。
31報酬 生き延びた藍作と愛実は、植井製薬会社壊滅を誓い、地球に帰還する――。

+α続劇 帰還途中、冷凍睡眠箱の中で、船内ペット猫の腹がぶくりと膨れ出し――。

暗幕

<――しゃああああ――>(効果音)


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<キャスト>

○技能士・石村藍作(いしむら・あいさく)
「<エイリアン>の女主人公リプリー」状態をほぼ追体験できるホラーゲーム
<デッドスペース>に出てくる宇宙船と主人公との合成名。
http://ja.wikipedia.org/wiki/DEAD_SPACE

○通信士・沢村愛実(さわむら・あいみ)
<死霊のはらわた>シリーズ監督サム・ライミのもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E9%9C%8A%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%82%89%E3%82%8F%E3%81%9F

○製薬会社社長・植井蘭人(うえい・らんど)
「<エイリアン>に出てくる企業ウェイランド社」のもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

○研究員・幅戸西人(はばと・うえすと)
<死霊のしたたり>シリーズ主人公ハーバート・ウェストのもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%A0%E3%82%BA

○研究所所長・東海林ロミオ(しょうじ・ロミオ)
<ゾンビ>シリーズ監督ジョージ・A・ロメロのもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BE%E3%83%B3%E3%83%93_(%E6%98%A0%E7%94%BB)

○航宙士・黒根獏(くろね・ばく)
<ザ・フライ>監督ディビッド・クローネンバーグのもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4

○機関士・城勘兵太(じょう・かんぺいた)
<遊星からの物体X――ザ・シング>監督ジョン・カーペンターのもじり。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8A%E6%98%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%AE%E7%89%A9%E4%BD%93X

<スペシャル・サンクス>

○船内ペット猫・ジョーンズ
上記<エイリアン>参照。

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<制作>

クローヴァー・プロダクション

<企画/脚本/演出>

mass・art・clover(マス・アート・クローヴァー)

<監督>

阿蘭澄史(あらん・すみし)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B7%E3%83%BC

80年代SFホラー・クロス・オーバー・ピクチャー「日本リメイク版」

≪ 死滅空間 ≫


(終)


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黒葉雅人プロフィール


黒葉雅人既刊
『宇宙細胞』