「Delivery」八杉将司


Delivery」ハヤカワSFシリーズ Jコレクション
八杉将司(著)

早川書房
ISBN:978-4-15-209296-0
刊行日:2012/05/24
1,785円

あらすじ:
ノンオリジンの少年アーウッドは、天上に輝く月という”神の世界”に憧れていた。
だが、突如として起きた原因不明のスーパーディザスターにより、地球は災厄に見舞われた。
それから10年――。
荒廃した世界で仲間とともに生き延びたアーウッドは、地球と月をめぐる畏怖すべき運命に巻き込まれていく。
日本SF新人賞受賞作家が満を持して放つ、“誕生”の物語。
(早川書房ホームページより)


八杉将司コメント:

正直に叫びます。
やっと出たー!
なにせ初稿を書いたのが五年前。そのあと一から書き直したり、大幅加筆したりするなどして、ようやく出版となりました。
タイトルの「Delivery」はデリバリーサービスなど配達の意味で知られていると思いますけど、ここでは「分娩」「出産」といった意味になります。この物語で何が生まれたのか……ということよりも個人的にはこの作品そのものが「Delivery」といっていいんじゃないだろうか。そんな気分です。
遺伝子改造生物やテラフォーミング、人型ロボットに自律型無人兵器、あと陽電子爆弾とか巨大粒子加速器とかとかとにかくSFガジェットを片っ端から詰め込んでみました。デビュー作の「夢見る猫は、宇宙で眠る」でも結果的にSFガジェットてんこ盛りになってしまったので「おもちゃ箱をひっくり返したような」などと言われましたが、さらにおもちゃをぶちまけたような話です。おかげで収拾つけんの苦労した。

それからSFマガジン七月号(2012年)にぼくのインタビューが載っています。インタビューアーはこのSF Prologue Waveでもときどき登場していらっしゃる岡和田晃さん。
こちらもぜひどうぞ。

最後に訂正とお詫び。
今気づいたんですが……裏表紙のプロフィールで「日本SF作家クラブ公式ネットマガジン「SF Prologue Wave」編集長」とありますが、「公式」ではなく「公認」の誤りです。これはぼくのミスです。申し訳ありませんでした。



八杉将司プロフィール


八杉将司既刊
『Delivery』