「戦う『ショートショート』又はボーイ・ミーツ・ガール」蔵原大

(紹介文PDFバージョン:tatakauSSshoukai_okawadaakira
 このフルカラーPDFファイルは、蔵原大の小説「戦う『ショートショート』又はボーイ・ミーツ・ガール」を収録したものである。
 この小説の舞台は、ほかならぬ火星だ。『エクリプス・フェイズ』の世界の火星はテラフォーミングが進められ、すでに軌道エレベータすら建造されている。
 ところが辺境部まで開発は行き渡ってはいない。その雰囲気は、西部開拓時代のアメリカにどこか似ている。この物語は、そのような観点から出発している。

 本作品でフィーチャーされるのは、ずばり、アクションである。
 『エクリプス・フェイズ』は戦闘関係のルールが充実しており、この小説で描かれるようなアクションも可能だ(ただし『エクリプス・フェイズ』の戦闘はかなりシビアなので、本作で描かれるような活躍を行うためには周到に戦術を練り、かつ幸運に恵まれる必要はある)。

 本稿の初出は2011年6月に限定発行されたファンジン『Eclipse Phase Introduction Book for 2011 Japanese』(Analog Game Studies & 戦鎚傭兵団制作)に収録されたものであり、同書を初出とする小説群と、一部の登場人物を共有している。また、今回「SF Prologue Wave」に再掲されるにあたり、若干の修正が加えられている。

 蔵原大は、史学研究者。たとえばロンドン・キングズ・カレッジ教授フィリップ・セイビンのシミュレーション教育理論の紹介者でもあり、とりわけ戦略学に造詣が深い。また、ティモシイ・ザーンの熱狂的なファンでもあり、そうした見識がSFアクションの創造へ存分に発揮されている。そして、末尾に献辞がささげられた“偉大なるヒーロー像を身をもって作り出してきた偉大なる俳優”への限りなき愛は、きっとあなたの心も動かすだろう。(岡和田晃)




(PDFバージョン:tatakauSS_kuraharadai


(注意:この作品はPDFバージョンのみになります)



蔵原大プロフィール


蔵原大 翻訳作品収録
『年報・戦略研究 第8号』