「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.99掲載「『エクリプス・フェイズ』エントリー・ミッション04 義体工場」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(TRPG)やボードゲームの記事を中心に扱ったアナログゲーム(電源を使わないゲーム)の月刊情報誌です。
 毎号さまざまなタイトルが紹介&サポートされていますが、今回紹介する「Role & Roll」Vol.99には『エクリプス・フェイズ』の「エントリー・ミッション」第4回『義体工場』が掲載されています。

 「エントリー・ミッション」とは、『エクリプス・フェイズ』世界の入門、あるいはゲーム・ファンへ向けてのSF入門を目指して、有名なSF小説やSF映画を題材に取った、すぐに遊べる『エクリプス・フェイズ』の短篇シナリオを掲載していくというものです。また、特別付録として、ルールブックやサプリメント(追加設定資料集)から、サンプル・キャラクターを抜粋して翻訳・紹介しています。

 今回の「エントリー・ミッション」は、映画『バイオハザードⅤ リトリビューション』へのオマージュと、マッド・サイエンティストものがドッキングしたようなシナリオです。
 『バイオハザード』シリーズといえば、コンピューター・ゲームから始まった「サバイバル・ホラー」と呼ばれるジャンルの代表作として名高いものですが、シリーズを重ねるうちにSF色を強め、今作の『バイオハザードⅤ リトリビューション』では――破滅した世界のもと、超巨大企業「アンブレラ社」との戦いは熾烈を極めており――クローン技術を大胆にフィーチャーした、さながらフィリップ・K・ディックのSF小説に大胆なアクションを加えたような豪華な仕上がりとなっています。
 『エクリプス・フェイズ』を楽しむうえで、あなたのイマジネーションをいっそう豊かにしてくれるでしょう。

 今作の「義体工場」は、今までの「エントリー・ミッション」とはひとあじ違い、スラップスティック風味のオープニング・シーンから始まります。毎月開催されている『エクリプス・フェイズ』体験会で参加者を驚嘆させた導入に比べ、いわゆるファンタジーRPGのようなダンジョン探索風味の冒険も堪能することができる仕上がりとなっております。
 また、今回は『エクリプス・フェイズ』基本ルールブックから、「辺境民のジーン・ハッカー」を抜粋翻訳・紹介しています。遺伝子改造を得意とする典型的なマッド・サイエンティスト・キャラクターで、プレイヤー・キャラクターのみならず、敵役としても積極的に活用でき、シナリオの幅を広げてくれるでしょう。

 この「義体工場」は、「Role & Roll Vol.92」の「特集:『エクリプス・フェイズ』体験版 ヘリオンズ・エッグ」の体験版ルールを使用していますので、ゲーム・プレイには「Role & Roll Vol.92」が必要です。あらかじめご了承ください。追加データはVol.93、94、95に掲載されています。併せてご参照いただけましたら、幸いです。可能ならば、Vol.96の追加キャラクター「アルティメットの傭兵」を使用することが奨励されています。Vol.97の「火星のレンジャー」やVol.98の「木星共和国のスパイ」を使っても、もちろん遊ぶことは可能です。

 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう。きっと、あなたのクリエイティヴィティは、さらに刺激されること請け合いです。


※本シナリオにおいては、ロールプレイングゲームそのものの基本的な考え方については説明がなされていません。お手数ですが各種入門書やWebサイト等をご覧のうえ、ご参照いただけましたら幸いです。
 2013年1月13日には、「Role&Roll」100号記念のゲーム・イベント「R.CON 100」が開催され、そこで『エクリプス・フェイズ』を遊ぶことができます。詳しい参加要項は、「Role&Roll」Vol.99をご確認いただけましたら幸いです。




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