「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.116掲載「センティネルのための(『エクリプス・フェイズ』)ワールド・ガイド『宇宙の歩き方』」(第6回)

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)やボードゲームの記事等アナログゲーム(電源を使わないゲーム)の月刊総合情報誌です。
 毎号、プロのゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームが紹介、サポートがなされています。 
 「Role & Roll」Vol.110からは、『エクリプス・フェイズ』の世界観を紹介した「センティネルのためのワールド・ガイド『宇宙の歩き方』」が連載されています。今号Vol.116に載っているのは、その第6回となります。バイオ保守派最大の牙城、木星共和国の解説です。

 「Role&Roll」Vol.106までは「エントリー・ミッション」と題し、『エクリプス・フェイズ』世界の入門、あるいはゲーム・ファンへ向けたSFガイドを目指した記事が連載されていました。Vol.107から109までは、「リプレイ」の新シリーズ「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還~」が連載されていました。

 ただいま進行中の「宇宙の歩き方」では、『エクリプス・フェイズ』の世界設定をわかりやすく紹介するため、翻訳進行中のルールブックからゲームを知るために役立ちそうな箇所を抜粋、紹介しています。単にルールブックの記述に留まらず、各種サプリメント(追加設定資料集)などの情報を織り交ぜながら、最新の設定をスムーズに理解できるように書かれています。今回から読んでも大丈夫です。ご安心ください。

 『エクリプス・フェイズ』では、参加プレイヤーが担当するキャラクターは、人類をX-リスク(絶滅の危機)から救うための秘密結社である「ファイアウォール」の一員(センティネル)となることが奨励されています。「宇宙の歩き方」は、そうしたセンティネルが任務を遂行するために必要な情報を提供する記事としても活用いただけるよう、工夫がこらされています。

 ガイド役を担当するのは「Role&Roll」に掲載されたリプレイ「金星の人狼~Garou in the Venus~」および「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還~」に登場したキャラクターたち。
 タイタンの探検家アルビン、今回はアルファ分岐体(フォーク)で登場。シフトランナーの技術者イブン、木星共和国では人間扱いされません。
 そして、金星の空中都市アプロディーテ・プライムの交渉人ナーシャ、木星共和国の艦隊と過去に一悶着あったスカムの用心棒イカナンに、バイオ保守主義者をタコ権蹂躙だと糾弾する知性化タコのキャプテン・ケーン。そして、キリスト教の原理主義が台頭する月のハイパー・エリートであるルクサーヌ。
 彼らバラエティ豊かなガイドたちが、随時、紹介コメントを加えていきます。世界観を理解する一助ともなれば、『エクリプス・フェイズ』小説を読む際にも大いに役立つことでしょう。

 「宇宙の歩き方」第1回では、太陽系の中心、地球圏および月が紹介されました。
 第2回にて紹介されたのは、太陽系近傍宙域、および水星。 
 第3回で紹介されたのは、壮麗な空中都市(エアロシュタット)が浮かぶ金星です。
 第4回では、テラフォーミングの進む新たなフロンティア、赤い砂漠の火星が紹介されました。
 第5回で紹介されたのは、火星と木星の間に広がる小惑星帯です。
 第6回では、太陽系最大の惑星である木星の共和国、通称「ジョヴィアン・フンタ」と、その特異な文化が解説されます。

 まず「木星圏」では、木星の巨大さ、そして強烈な磁場や衛星といった環境と、人々がその環境をどのように財産としているかが語られます。
 次いで「絵に描いたような独裁国家」である木星共和国ではバイオ保守主義を頑迷に奉じており、ティターンズへの恐怖から、合成義体(シンセモーフ)を敵視し、キリスト教原理主義から魂(エゴ)のバックアップを否定、基本的なバイオ調整すら否定しているのです。もちろん情報体(インフォモーフ)や、オクトモーフ(タコ)のような知性化種は徹底的に差別されます。
 なぜこのような極端な社会体制が敷かれるようになったか、その歴史的経緯と現在が、〈大破壊〉以前にまで遡る形で掲載されます。
 次いで、 リバティ、ホーリー・シー、カリスト:氷田(ひょうでん)、エウロパ、木星トロヤ群とギリシア群の小惑星、ローカスの特徴的なハビタットの情勢も、事細かに解説されます。
 「SF Prologue Wave」の『エクリプス・フェイズ』シェアードワールド・シリーズを読みとくためにも、大いに役立つことと思います。
 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!
 きっと、あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。


※本シナリオにおいては、ロールプレイングゲームそのものの基本的な考え方については説明がなされていません。お手数ですが各種入門書やWebサイト等をご覧のうえ、ご参照いただけましたら幸いです。
 「Role&Roll Station」では『エクリプス・フェイズ』体験会が開催されています。参加費用は無料、SF初心者の方もゲーム初心者の方も、イチから丁寧にレクチャーいたしますので、ぜひご参加ください。




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