「怖くないとは言ってない」―第十一回 みなさんのおかげです・平伏篇の巻― 牧野修(画・YOUCHAN)

(PDFバージョン:minasannnookagedesu_makinoosamu
 大阪と東京でのイベントが終了。おかげさまでどちらのイベントも大盛況でした。そしてプレゼント企画も後は発送を残すのみ。ようやく『怖くないとは言ってない第十回記念』イベントが終わろうとしています。
 今回はそのイベント報告と、プレゼントに応募してくださった皆さんのコメントご紹介の二本立て。大感謝祭の巻です。



 東京でのイベントは創土社様のご協力もあり豪華ゲスト総出演。メインゲストは黒史郎さん。司会は井上雅彦さん。スペシャルゲストは山田正紀さん、図子慧さん、山田正紀さん、北原尚彦さん、YOUCHANさん、高野史緒さん、サイン会には菊地秀行さんまで参加いただきました。もう怪獣総進撃ですよ。
 今回のイベントのコンセプトは「皆様にホラー映画を親しんでもらいたい」です。これはこの「怖くないとは言ってない」のコンセプトでもあります。好き嫌いの多い、というか嫌われる可能性の高いホラー映画を、食わず嫌いなら食べやすいものから、楽しいものから入ってきてもらいましょう、という気持ちで始めました。
「なのにどうして人食い一族の話から始めたの?」
 これは開始と同時に井上さんから出た、すごく最もなご意見です。それに対するわたしの回答は「好きだから」。まったく説得力なしでした。
 その後人食い一族の話から「アメリカの田舎で酷い目にあうアレとかコレ」「サランドラのあの人は天然」「映画『ミスト』のあのラストの元ネタはブラッドベリ?」などと一部の人にとって興味深い話題が次々と。
 さらにゲストの皆さんに「デートムービーとしてお勧めのホラー映画は」をうかがいました。
 さすがは致死率の高い映画が好きという黒さんは奥さんともホラーがらみで知り合い、デートムービーはなんと「デモンズ」シリーズ! 素晴らしいご夫婦ではありませんか。ちなみに黒さんの息子さんはデモンズの真似がむちゃくちゃ上手いのだそうです。一度は見てみたい!
 井上雅彦さんのデートムービーは『トワイライトゾーン/超次元の体験』。これならオムニバス形式なのでどれかは気に入ってもらえるだろう、という作戦だそうで、なるほど異形コレクションそのものだなあと感心した次第です。
 で、わたしのお勧めはゾンビ系純愛映画『バタリアン・リターンズ』です。最近では増えてきた純愛ゾンビものですが(『ウォームボディーズ』とかね)これは主人公がとんでもなく駄目な男なので、あの男に比べたら彼って素敵! となる予定です。まあ、あくまで予定ですけど。
 さて、この他に話した内容をまとめますと、「サメ映画はトレンド」「そしてサメ映画にも詳しい山田正紀さん」「近々本物のゾンビが現れる」「小保方さんあたりが作り出すはず」「トリフィドとナメゴンは塩水に弱い」「しかしミミズは電気で凶暴になる」「きれいなアンデッドと汚いアンデッド」「意外なところで広井王子が」ちなみに黒さん関連の話題では、ここに到底書き記すことが不可能なあんな話やこんな話をうかがったのですが、「包丁を皮一枚……気がつけば紐で……」ああ、もう限界だ。残念ながらこれ以上お教えはできません。それはいつか『怖くないとは言ってない無修正版』でご紹介することにしましょう。
 最後に皆さんに今お勧めの映画をお聞きしました。まず井上さんはギレルモ・デル・トロ製作総指揮、J・A・バヨーナ監督の『永遠のこどもたち』です。孤児院を舞台とした映画をデル・トロは何度も撮っていますが、プロデュース作品でもやはり舞台は孤児院です。原題もずばり『孤児院』ですし。とても切なく良い映画なんですよ。本当にデートムービーにしても大丈夫です!
 そして黒さんは身も心も歪んだ最低の人殺し変態人間しか住んでいない村を訪れた保護監察官と少年少女たちがとんでもない目に逢うお話『インブレット』(あの時黒さんがインシデントと仰っていたのはこれのことだと後で確認をとりました)を一推し。確かに致死率は高く、死ぬ死ぬ人が死ぬどんどん死ぬ。車に轢かれて死ぬ、馬に蹴られて死ぬ、地雷を踏んで死ぬ、糞尿をポンプで注入されて爆死、という映画です。『2000人の狂人』がお好きなら間違いなく買いですね。
 わたしのお勧めは『エビデンス―全滅―』。
 これは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を嚆矢としたPOV(一人称視点映画)のファウンド・フッテージもののお仲間です。ファウンド・フッテージ(発見された未編集フィルム)ものというのは、たとえば「廃墟に出掛けた取材班が全員失踪し、数本のフィルムだけが残されていた。それがこれである」といったように始まる映画のことで、ホラーやミステリーでは定番となったのだけれど、これはその新機軸。
 ネバダ砂漠の廃墟に残された多数の死体。ほとんどが焼け焦げ、身体をずたずたに切断されていた。生存者は二名。しかし一名は重傷でもう一人はショックで話すこともできない。その場にはビデオカメラやスマートフォンが残されていた。警察の動画解析専門の科学捜査班がこの謎を解明しようとする。映像に残されていたのは溶接マスクをかぶった怪人が、溶接トーチで手足を切断し焼き殺していく様子。このいかにもな怪物の正体は? というミステリー仕立てになっています。見るものはその専門家の解説とともにそこで何が起こったのか、一緒になって暴いていくことになるわけです。
 そして最後、山田正紀さんがお勧めの映画、アレクセイ・ゲルマン監督の『神様はつらい』です。ロシア映画の巨匠が十三年の歳月を掛けて製作したこの映画。山田さんの言葉を借りるなら「やたら唾を撒き散らし、とにかくゲロと糞便のオンパレード。モノクロ映画だけれど、モノクロじゃないと見ていられない」映画。というわけでその後はその手の話が主に黒さんと私の間で飛び交うことに。これほどまでに「うんこ」という言葉を言ったり聞いたりしたのは小学校四年以来です。そしてこの話題に留めを刺したのは高野史緒さんの「わたしその現場にいました」発言。
 なんという奇蹟のように狭い世界! 出演したのですか、とつい訊ねてしまった私をお許し下さいませ(もちろん高野史緒さんは出演しておりません)。
 その後の近刊紹介も、クトゥルービンゴによるプレゼントの嵐も、『神様はつらい』ショックの後では霞んでしまうのでした。

 そして今度は大阪隆祥館書店でのイベント。わざわざ大阪まで来てくださった創土社のMさんにもご協力いただきまして、こちらもまたまた大盛況でした。
 こちらのゲストは田中啓文さん。会場には我孫子武丸さんや北野勇作さん、それに『呪禁官 百怪ト夜行ス』のイラストと挿絵をしたくださった猫将軍さんも来られており、かなり賑やかなサイン会となりましたが、それはまた後ほど。
 まずはこのコラム『怖くないとは言ってない』十回の軌跡をご紹介。ま、軌跡というほどのものはないのですが。
 そして東京でも今最もトレンディーでナウなヤングの話題、サメ映画のご紹介をしました。大阪ではプロジェクターを使って予告編を順に紹介したのですが、なかなかに受けてほっとしました。
 ここで紹介したサメ映画は『メガ・シャークvsメカ・シャーク』メカ・シャークは変身して陸も走行します。『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』どちらも全長は四十メートルぐらいあります。『ビーチ・シャーク』土の中を泳げるサメ登場。『ダブルヘッド・ジョーズ』頭が二つあるサメなのですが、コレって邪魔なだけのような気が。『ゴースト・シャーク』まんまサメの幽霊です。水のあるところなら水たまりにでも現れます。これはサメ映画の中では田中啓文さんが一推しの作品です。『シャークトパス』上半身がサメで下半身がタコの怪物です。地上も、うにょうにょと歩きます。『シャークネード』竜巻で吸い上げられたサメが雨のように振ってきて人を喰います。無茶です。話を聞いて予告だけ見るとちょっと見てみたくなりそうではありますが、だいたいろくなものではありません。
 サメ映画で既にお腹いっぱいだったでしょうけれど、ここからはそれぞれの推薦ホラーをやはり予告編映像で紹介しました。
 田中さんが今一番推しているホラー映画はドン・コスカレリ監督の『クリーチャーズ 異次元からの侵略者』です。これは「ソイソース(醤油ですよね)」というドラッグを服用したデイブの幻覚とも現実ともつかない世界の変貌を楽しめばいい映画です。コスカレリはみんな大好き『ファンタズム』という幻想的なホラー映画を五作目まで撮っちゃった監督ですが、ちょっとコミカルな映画、たとえば『プレスリーVSミイラ男』なんかも監督していて、その幻想性とちょっと歪んだユーモア感覚が持ち味なのですが、それが上手くバランス取れているのがこの作品じゃないでしょうか。幻覚の中に現れる不思議な生き物たちがとても楽しいです。
 そして私の推しですが、いろいろありすぎて、とりあえずタイトルだけご紹介。『ヨンガシ』韓国映画。重苦しいウシジマくん的な人間群像からバイオホラーへ。『禁断領域ドレイメン』砂漠だの森の中だのに住んでいたであろう人食い一族をそのまま団地に持って来ちゃった。『NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ』田舎のパブで凶悪なグループと出くわしてしまったカップル。始まって五分で内容が読めちゃうような話で始まるのですが……。『エビデンス』も当然紹介して最後は『MAMA』。再びデル・トモ総指揮ですが、これが面白い。捨て置かれた山小屋で幼い姉妹が五年間生き延びて発見された。彼女たちを引き取って育てるのですが、姉妹はママがいると言い始めます。ママが一緒に来たのだと。さてそのママとはいったい何者なのか。このほかにもいろいろあったのですが時間切れで紹介しきれずでした。
 で、その後の質問コーナーで「ホラーの定義って何でしょう」という問いに答えるのに恰好の映画があったのでそれの予告編を紹介しました。
『桜、ふたたびの加奈子』です。新津きよみさんの小説を原作としたこの映画、予告だけを見ると「すべての女性に贈る感動の物語」と煽っていて、どう見ても感動と涙の物語としか思えません。ところが映画はヒロインの首吊りから始まり、佐村河内守の映画音楽は途轍もなく重く昏く不吉で、映像はホラーそのものです。予告編を見てからすぐに本編を見てもらうと、その落差に驚くはず。これで何が言いたかったかというと、ホラーってのは文体だなと言うことです。何かを描くとホラーになるのではなく、どう描くかでホラーになるのだと、私は思っているのですよ。
 あっ、皆さん注目! 牧野は今ちょっと賢そうなことを言っておりますよ。

 さて、大阪でのプレゼント企画はじゃんけん大会でした。私とじゃんけんして勝った方から、一見福袋、実はゴミ袋というプレゼントをお持ち帰りしていただきました。今頃アレはどうなっているんでしょうね。少なくとも目の前で捨てられることはありませんでした。
 最後は前述しましたように、豪華ゲスト陣も参加しての大サイン会となりまして、こうやって本を読んでくださっている人と現実に顔を合わせることで何かと励まされた私でした。作家なんて単純なもので、読んでますの一言で救われたりするのです。

 さてさて、最後になりました。ウエブでのプレゼント企画です。実は思っていた以上の応募がありました。これもYOUCHANさん作成のすんばらしい豆本があったからでございます。
 で、サイン本やDVDを増強しまして「全員にプレゼント」のお約束を果たすことも出来ました。誰に何が当たったのかは送られてくるのを楽しみに待ってくださいまし。
 それで、応募してくださるときに一言コメントを、とお願いしたら、これまた一杯ご感想をいただいて感謝感謝なのでございます。
 それをちょこっとご紹介します。
 まずは募集と同時にメールを送って下さった猫笑さんから。


 いつも牧野先生のコラムを楽しみにしています! 今回はショートショートを読めてすごくうれしかったです! 美麗な文章で、冷たい夜の香りがする素敵なお話でした。イラストもとても雰囲気が合っています(^_^)


 嬉しいなあ。ほんと作家なんて単純なものでございますよ。褒められて木に登っちゃいますから。関西のイベントにも来て下さったのですが、楽しんでもらえましたでしょうか。
 続きまして桃源矜持さんです。
 むか~し連載していた漫画原作のおまけで月刊誌に書いていたエッセイ『悪魔事典』などというものを覚えていて下さった奇特な方です。


「怖くないとは言ってない」毎更新拝読させて頂いております。
 牧野先生の作品に多大な影響を受けると同時に嘗ての某誌「悪魔事典」や作品あとがき等での笑いと同時にあった、まだ知らぬ世界への招待のような妖しさ。
 作品とはまた違う、魅力も何時も楽しませて頂いております。
 いつもは私などには恐れ多い...とこういった企画へ応募できずにいましたがイベントは少し遠方の為参加も難しく、ならばと思い切って応募させて頂きたく思います。


 ありがたいことでございますよ。思い切って応募してくださってありがとうございます。
 泣くよ。おじさん、泣いちゃうよ。
 続きましてゴンショーさん。


 いつも楽しく拝読させていただいております。
 前回のコラムで予告があってから、楽しみに楽しみにしていた豆本プレゼント企画がついに実現! おめでとうございます。とても嬉しいです。
 それはさておき、コラムの感想を。
『ハノークは死んでいた』
 真夏の夜の悪夢のようなとても素敵なお話です。
 ラストや語り口はお伽噺のようですね。
 うすら寒さや不気味さが残るのはさすが牧野節。
 牧野先生の朗読で語られるこの物語というのも是非聞いてみたいものです。
 YOUCHANの絵もとても闇が濃ゆく幻想的で素敵です。
 これからもコラム楽しみにしています。


 ありがとうございます。
 なんだか自分で紹介しているのがだんだん恥ずかしくなってきましたが、まだまだ続けますよ。
 次はたまきちさんです。


 牧野修さんによるエッセイ、「怖くないとは言ってない」の更新をいつも心から楽しませていただいております。毎度、牧野さんの軽快で優しい感じのする口語体の文章でもってグロもホラーもテラーも語ってしまうところが面白いです。


 嬉しいなあ。コラムやっててよかったなあ。これからも牧野をよろしくお願いいたしますよ。
 次はそるてぃーさんです。


 最近牧野さんの著作にハマり出した新参者です。
 まだ7冊しか持っておりませんが牧野さんのSFものやSFホラーが好きです。


 七冊読んでいただいているならもうプロですよ。牧野のプロ。
 プレゼントの希望も『蠅の女』のサイン本とか、DVDは『案山子男』とか『EVENT16』を希望されていて、かなりディープな方とお見受けいたしました。
 続けて山田不二朗さんです。


「怖くないとは言ってない」―第六回 ふかい~話―に出てくる映画が、だいたいツボでした。見たら丹田をめぐるオーラが黒く濁りそうな映画を紹介してくださってありがとうございます。


 ええと、お互い頑張って生きていきましょうね。そうすればやがて浄化されて天に召されるはずでございますよ。
 次は松浦祐樹さんです。


 我孫子武丸先生を通してこの世界に入り、牧野修先生や田中啓文先生を敬愛して参りましたので、近畿地方でイベントをやってくださるのはとても嬉しいです。これまでは著書を拝読するだけで満足していたのですが、【第十回・怖くないとは言ってない】に初参加を決め、今後は近場で面白そうなことがあればどんどん参加させて貰おうと考えております。SF/ホラーは水や空気や光と同じく、無いと生きていけませんので、ますますのご発展をお祈りしております。


 この世界とはどのような世界なのかとHPをのぞいたらまさしくこのような世界でした。イベントに参加していかがでしたか。楽しんでいただけましたか。いずれにしましてもありがたや、ありがたや。
 次は大堀雅子さんです。


 牧野さんのブログは、文体が愛らしく、取り上げる素材も切り口も意外性があって好きです。でももっと著者ご本人が露出されても良いかと思います。頑張ってください。


 えっ、露出というと、裸の俺を見てくれ! みたいなことでしょうか。露骨ですみません。
 次はすどーさんです。


 牧野修先生およびご担当者さま、こんにちは。ホラー映画は多分十本も観てないなー、という身で申し訳ないのですが、ポチッとな。


 当コラムもものすごく丁寧読んでいただいたみたいで、それぞれに感想をいただいております。でもホラー映画は不得意なのですよね。「映像ソフトはご勘弁ください」とのこと。まあ、口当たりの良いものからちょっとずつ試してみてください。
 続きまして、ラファティのファンサイトもやっておられるらっぱ亭さん


 コラムを拝読しまして、30年前の大学時代にレンタルビデオ5本で割引きコースに必ず1-2本混ぜて観ていたホラービデオの懐かしくもおぞましくも馬鹿馬鹿しくもマレにぐっときたりもした記憶が蘇ってついつい動画を検索して感激したり脱力したりしております。

 
 一時期、ホラーのコーナーがどのレンタル店も充実していた時期がありましたよね。あの時は、かなりマイナーなホラー映画も紹介されていました。私はあの時と同じような感覚で今もホラーを見ているのですよ。
 次はayanos_plさん


 牧野修さんのコラムは毎回さながらスタンダップコメディかDJの名人芸を聴くようにその語り口を楽しんでおります。そのうえ今回は大盤振る舞いのプレゼント企画とは、すばらしい!


 えへへへへ(頭をかきながら)ありがとうございます。アレが届くのをお待ちくださいまし。
 次は日本ロリータ協会会員の千姫聖栞さんでございます。


 プレゼント希望です。
 強く強く、
 よろしくお願い申し上げます?


 了解しました。強く強くその思い受け止めましょう。
 次は大和田始さん。


 牧野修・文,Youchan・画の豆本を強く希望します。ルソー風の表紙絵は近来の傑作と思います。この前いただいた小冊子も素晴らしいものでしたので、今度もゲットしたいものとの下心です。よろしくどうぞ。


 下心大歓迎ですよ。
 本当に素晴らしい豆本ですが、さて大和田さんは引き当てたでしょうか。今はまだ内緒です。
 続いてruiさん。


『呪禁官』も『私の本気をあなたは馬鹿というかもね』ももちろん、買って読みました。
 最高でした!!
 語彙が少ないのでうまく感想言えないのですが、牧野先生の小説を読むと、女性として生まれたことでずっと嫌な思いをしてきた、その「疲れた感じ」がすごくやわらぎます。ちゃんと日々を生きていこう、と改めて決心できます。


 え~ん、おじさん嬉しいっす。
 あんまり嬉しいので泣きながら小一時間喜びのダンスを踊ってしまいましたよ。ぜえぜえ。
 この方、もちろんプレゼント希望でこのコメント書いてくださっているのですが「わたしはイベントに行けばサインが頂けるので、行きたくても行けない方に、優先的に当てて差し上げてください」と、なんと健気な台詞をば……。おじさん、さらに小一時間歓喜のダンスを踊ってしまいましたよ。もう一時間踊ったら死にますよ。
 ruiさんはイベント楽しんでいただけましたでしょうか。イベントに来てからコラムは見てませんなんてことになってたらどうしよう。だいたい会うとがっかりされることの多い牧野でございます。しくしく。
 そして次は藤田正禎さん。


「怖くないとは言ってない」、いつも楽しく拝読しております。
 ホラー映画を観るときの指針としております。
 おかげで自分だったら絶対セレクトしないような映画も観ることができて、ホラーの世界が広がりました。


 うわあ、きちんと届けたいところに届いて良かったです。ありがたい話だなあ。これからもよろしくお願いいたしますね。
 続きましてミユキさんです。


 牧野先生の優しくて可愛い文体が大好きで、コラムや新刊をいつも心待ちにしております。
「怖くないとは言ってない」のようにこのコラムも本にして頂きたいなと願っております。


 本になればいいんですけどねえ(遠い目)。
 この方が初めて読んだのが『黒娘』という、わたしが個人的に一押ししている小説なのですが「読み返す度に元気になれる、私にとって大事な物語です。強い女バンザイ」と言っていただけてやたら嬉しいっす。っていうか、こちらが元気をいただきました。ありがとうございます。
 次はくたのさんです。


『ハノークは死んでいた』、暗く幻想的な雰囲気の中で「子犬を愛でるように自らの陰茎を撫でながら見ている全裸のお父さん」の描写が入るあたり、これを書いているのは牧野先生なんだなぁと実感出来るショートショートでした。性描写の無い先生の小説には少し物足りなさを感じてしまう私は、美少女たちが強姦魔を叩きのめす爽快な傑作、『黒娘』のサイン本を希望します。


 おお、ここにも黒娘好きの方が。人数は少ないかもしれないけれど、この小説は愛されているなあ。決して不幸な小説じゃなかったようです。届けなければならないところに届かなかったのはひとえにわたしの責任なのでした。申し訳ないです。
 ところで「女の私が読んでも、先生の性描写はいつも女性視点であるように感じるのですが、牧野先生は、そういう…あれなんでしょうか」のアレってどのアレ。あのアレならアレですけど、アレならアレですわよ。 
 そしてとうにゃーさん。


 牧野先生のご著書をいろいろ拝読していて、勝手にお姿を想像していたら、実際にお会いしたらものすごく! 普通の紳士で! 驚天動地の心地でした。もっと危ない雰囲気の方なのかと……すごく感じのいい方でファンになりました。屍の王、ハードカバーで初めて読んで以来ずっとずっと愛読書です。泣けるほど切なくて怖くて優しい。あ、コラムの感想じゃなくて、ファンレターになってしまった!


 もちろんファンレター大歓迎です。とはいえ実物を見せてすっかりがっかりさせてしまったようで申し訳ないです。えっ? 良い意味でがっかりした、ですって。
 慰めてくださらなくて結構よ!
 と、高慢な女王様ごっこを始めたところで、そろそろ終わりにします。
 これでまだ応募者の半分にも満たないのですが、今読み返したら延々と「俺を褒めてる人を紹介」状態になっているのにふと気がつきました(遅すぎ)。
 とういわけで、今回ご紹介できなかった皆さんのメールもしっかり読み込み、喜んだり、泣いたり、土下座したりしております。
 本当に本当に皆様ありがとうございます。これでなんとか前に進んでいこうという気持ちになりました。頑張るぞ~!

 ご希望の品をお渡しできるかどうかはわかりませんが、ぼちぼち配送を始めますので、応募された皆様方、どうか気長にお待ちくださいまし。

 というわけでして、とうとう祭も終わりでございます。最後までおつきあい下さりほんとにありがとうございました。
 ではでは。


デモンズ

トワイライトゾーン/超次元の体験

バタリアン・リターンズ

ウォームボディーズ

永遠のこどもたち

インブレット

2000人の狂人

エビデンス―全滅―

ブレア・ウィッチ・プロジェクト

神様はつらい

メガ・シャークvsメカ・シャーク

メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス

ビーチ・シャーク

ダブルヘッド・ジョーズ

ゴースト・シャーク

シャークトパス

シャークネード

クリーチャーズ 異次元からの侵略者

ファンタズム

プレスリーVSミイラ男

ヨンガシ 変種増殖

禁断領域ドレイメン

NO ONE LIVES ノー・ワン・リヴズ

MAMA

桜、ふたたびの加奈子


追記:
 たった今、ようやくすべての発送が終わりました。遅くとも今月中には全プレゼントが到着の予定です。また、Twitterやメールで、到着しましたという歓びの声も届いております(今のところ苦情はありません。というのは豆本から順に送ったからです。わはははは)。
 さてさて、とはいうもののすべてを発送したのはことごとく生活一般駄目人間のマキノでございますよ。というわけで、住所の記入ミスだとかで未着。中身が何にも入ってないぞ! サインがないじゃないか! などなど、困ったことになっている場合が充分に考えられます。
 というわけで、全員当選なのにもかかわらず、応募したのに到着していない。到着はしたが中身がないとかサインがないとか、サインがすれて消えちゃってるよ、とかその他「これ、ちょっとおかしくないですか」とお困りのことがあれば、すぐにこちらの投稿フォーム方にまで『プレゼント企画相談係』というタイトルで投稿下さいまし(未着はとりあえず今月末までお待ち下さいね)。

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 もちろん届きましたのご報告もあれば嬉しいです。
 私が嬉しいだけですけど。



牧野修プロフィール
YOUCHANプロフィール


牧野修既刊
『呪禁官 百怪ト夜行ス』