「次女っ娘たちの空」木立嶺


「次女っ娘たちの空」 著 = 木立嶺 Illustration = しめ子

「まずい、正面突破は不可能だ」——高校の入学式を終えたばかりの桐岬透夜(続柄・長男)は、煩いクラブ勧誘を避けるべく、裏手から学校を脱出することにした。だが、フェンスを越えたところで、隣接する女子高の新入生、真夜中美朝とぱったり出くわしてしまう。
 やってしまった、女子高侵入容疑で人生エンド——かと思いきや、彼女は桐岬を見つめてこう言った。

「あんた、もしかして次男?」
「ああ」

 この場を収めたい一心で嘘をついた桐岬は、女子高のとある部室に連行される。そこは、続柄が次女の者達が集う謎の部《次女っ娘クラブ》。桐岬は、学校と性別と属性の垣根を越えてクラブに入部させられた上、美朝が母親を演じるファミリーAの長男役を務めさせられることに。しかも、《アプリオリ》なる、謎の敵対者まで現れて——え、どこにいるの?
 クラブ唯一の男子生徒、桐岬透夜(贋次男兼ファミリーA長男役)を筆頭に、真夜中美朝(次女兼ファミリーA母親役)、塚野真昼(次女兼ファミリーB長男役)、常西夕香(次女兼ファミリーB母親役)、そして、謎の力を持っているらしいサウンドオンリーの少女、樋田小宵(次女兼『?』)と繰り広げる、日本の命運を握る様子の学園ライフが、今ここに開幕!

「マザーメイトへ定時報告。これより化現瞑想を開始する」

 講談社電子雑誌BOX-AiR01号より連載中!
 http://www.bookclub.kodansha.co.jp/kodansha-box/boxair/



木立嶺プロフィール