『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.181「『エクリプス・フェイズ』シナリオ シンギュラリティ・ろくろ首」』

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。

 「Role&Roll」にはこれまで、『エクリプス・フェイズ』のルールブックを購入したはいいが、どう遊べばよいかわからない方のために入門用のシナリオが掲載されてきました。
 いずれも3時間程度の比較的短い時間で遊べる親切設計となっています。Vol.143~180掲載のシナリオも、すでにSF Prologue Waveで紹介済みですので、バックナンバーをご確認ください(Vol.179にはシナリオ作成のヒントとしての追加データが掲載されています)。

 今号の「Role&Roll」Vol.181に掲載されているのは、「シンギュラリティ・ろくろ首」というシナリオです。

 火星トロヤ群のハビタット「ビロウ」に、首の伸びる怪異が出るという噂が流れ、ファイアウォールのセンティネルが調査に向かう。しかし、「ビロウ」は10年前の“大破壊(ザ・フォール)”へのトラウマから、すべての通信やAIに過剰なウィルス対策を講じた結果、通信速度が通常の半分以下に低下するという「愚者の王国」であった。

 前号「Role&Roll」Vol.180の「スペース人形浄瑠璃怪談」に続く、『エクリプス・フェイズ』のジャパネスク・シナリオは、各所で好評を集めている落語家・三遊亭楽天さんのTRPG落語にインスパイアされたシナリオです。要するに、未来の「与太郎」はどうなるか、と、そこから組み立てられたお話なんですね。このために「ビロウ(枕)」というオリジナル・ハビタットまでが用意されています(笑)。えっ、落語に詳しくないだって――安心してください。このシナリオには「落語の基礎知識」のコーナーも設けられ、ちょっとした落語入門の味わいすらある作品になっています。





 なお、11月3日に東京で開催された「朱鷺田祐介オンリーコンベンション」(主催:TRPGサークル幻界堂)では、岡和田晃GMによる『エクリプス・フェイズ』のゲーム・セッションが開催されました。



 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!
 あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。



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