『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.186「『エクリプス・フェイズ』シナリオ 土星の円卓の騎士、あるいは改竄された記憶の悦楽」』

文:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を、継続的に紹介して参りました。
 
 「Role&Roll」にはこれまで、『エクリプス・フェイズ』のルールブックを購入したはいいが、どう遊べばよいかわからない方のために入門用のシナリオが掲載されてきました。
 いずれも3時間程度の比較的短い時間で遊べる親切設計となっています。Vol.143~185掲載のシナリオも、すでにSF Prologue Waveで紹介済みですので、バックナンバーをご確認ください。Vol.179はシナリオ作成のヒントとしての追加データが掲載されています。

 今号の「Role&Roll」Vol.186に掲載されているのは、「土星の円卓の騎士、あるいは改竄された記憶の悦楽」というシナリオです。

 気づくと、センティネルたちはアーサー王伝説の宮廷の円卓の騎士となって、はるか土星の環へと聖杯探索のたびに出ていた。
 なぜ? 我々は宇宙をさすらっているのか?


 今回のシナリオは、「Role&Roll」Vol.183に掲載されたシナリオ「光のコーデックス、あるいはGLC」、「Role&Roll」Vo185に掲載されたシナリオ「闇のグラフィティ、あるいはゼロのスプラッシュ」と同様、カードが付録になっています(ただ、今回はカードスリーブサイズではなく、小さめなので、チットのように配ってもよいかもしれません)。
 しかし、今回のカードは、キャラクターが成り代わる円卓の騎士の概要を示すもの。なぜ、宇宙SFなのにアーサー王伝説? そのミスマッチこそが本作の醍醐味なのです。
 舞台は土星の環とその周辺。モンティ・パイソンのようなユーモアが楽しめますが、『エクリプス・フェイズ』なので、自然とSFになってしまうのがミソです。もちろん、既存のキャラクターやキャンペーンで問題なくプレイできますよ。
 サプリメント『Rimward』からの抄訳として、プロメテウス、マルセイユといったハビタットや、マックスウェル洞窟の情報、リングフライヤー義体にプラズマ・セイル(肉体増強)の追加データも収められています。




 「SF Prologue Wave」の小説を読んだら、ぜひ、実際に『エクリプス・フェイズ』世界に飛び込んでみましょう!
 あなたのクリエイティヴィティが、さらに刺激されること、間違いありません。



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