(編集部註:本作品は 『海色の壜』(出版芸術社) に収録されました)
タグ: 山田祐基
「砂童子」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「妻の力」田丸雅智(画・山田祐基)
「妻の力」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「星を探して」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「星を探して」田丸雅智(画・山田祐基)
「年波」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「ジンベエノット」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「白石」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「客観死」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「魚屋とぼく」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「ネギシマ」(作・田丸雅智)挿絵・山田祐基
「ネギシマ」田丸雅智(画・山田祐基)
「白石」田丸雅智(画・山田祐基)
「年波」田丸雅智(画・山田祐基)
「客観死」田丸雅智(画・山田祐基)
(PDFバージョン:kyakkannsi_tamarumasatomo)
「あいつは、もう死んでいるんじゃないか」
そういう噂が社内に広がりはじめたのは、つい一週間ほど前のこと。
一度声があがってしまうと、社内に噂が広まり切るのにそう時間はかからなかった。みながうすうすそう思っていたのだ。
「徹夜明けでも、あくびひとつしない」
「いくら飲んでもつぶれない」
「歩き方が妙に軽やかだ」
関係あろうとなかろうと、噂はだんだんエスカレート。広まるにつれて次第に真実味を帯びていった。
「壁をすり抜けているところを見た」
そういうことも、まことしやかに囁かれるようになった。
「ジンベエノット」田丸雅智(画・山田祐基)
ヤマダ ユウキ
山田祐基(やまだ ゆうき)
平成元年11月11日生まれ…がちょっと自慢。
東京藝術大学デザイン科出身、卒業制作では短編映画を制作。
http://camp-fire.jp/projects/view/149
現在、広告代理店勤務。
写真、イラスト、旅行、ピアノ、たこ焼きが好き。