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『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.149「『エクリプス・フェイズ』ワームホールすごろく パンドラ・ゲート・キャノンボール」』

文:待兼音二郎、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。
 
 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.149では、『エクリプス・フェイズ』ワームホールすごろく「パンドラ・ゲート・キャノンボール」が掲載されています。

 ゲート・クラッシャーの諸君!
 パンドラ・ゲート・キャノンボール選手権にようこそ。本レースは太陽系に存在する五つのパンドラ・ゲートを最速で巡ることを競うものだ。世界最速のゲート・クラッシャーとなり、豪華賞品を獲得せよ!

 というコンセプトの記事。どうです、胸が熱くなってきませんか?

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.148「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ 聖ニコラウス号の遭難」』

執筆:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、監修:岡和田晃、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.148では、『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「聖ニコラウス号の遭難」が掲載されています。
 「Role&Roll」にはこれまで、『エクリプス・フェイズ』のルールブックを購入したはいいが、どう遊べばよいかわからない方のために入門用のシナリオが掲載されてきました。

 いずれも3時間程度の比較的短い時間で遊べる親切設計となっています。

 Vol.143掲載の「スパイダー・ローズの孤独」は、SFにおけるポストヒューマン・テーマを、戦闘&調査のバランスよく体験できるシナリオ。
 Vol.144掲載の「スカイ・アーク・クライシス」は、恐竜パニック・アクションもので、ユニークな舞台設定についての情報も豊富。
 Vol.145掲載の「女博士エヴァ・イオネスコの受難」はゲームブック形式の一人用シナリオ。ちょっと手を加えれば多人数用シナリオとすることもできます。
 Vol.146掲載の「ザ・ゾーン:失われたモスク」は、火星の危険地帯を探索するシナリオで、未訳サプリメントから舞台の抄訳も付いています。
 Vol.147掲載の「アビス・オブ・シンギュラリティ」は、小惑星隊を飛び回りながら陰謀劇をくぐり抜けるギャング映画のようなシナリオ。

 いずれも、ゲームマスターやプレイグループの嗜好性に合わせて、用いるシナリオを選択するのが吉と思います。「スパイダー・ローズの孤独」と「アビス・オブ・シンギュラリティ」、あるいは「スカイ・アーク・クライシス」と「ザ・ゾーン:失われたモスク」は、それぞれ連続して遊んでも面白いものと思います。

 さて、では今回の「聖ニコラウス号の遭難」はどういうシナリオなのでしょうか。

 通信が絶え、小惑星隊を漂流する密輸貨物船「聖ニコラウス」に、Xリスクが紛れ込んでいるとの情報を得たファイアウォールのセンティネルたち。プロクシの司令は明確だった。「聖ニコラウス号に何が積み込まれていたか? 聖ニコラウス号で何が起きたか? この二点を明らかにせよ。そして、そこにXリスクが関わっていたならば、解決せよ」

 わかりやすいですね。
 そう、今回は廃宇宙船を探索するシナリオ。ファンタジーRPGだとダンジョン、ホラーRPGならば幽霊屋敷にもぐっていくようなイメージで問題ありません。
 イベントや指示、地図などが充実した内容で、不慣れなゲームマスターでも運用がしやすい内容に仕上がっています。

「『エクリプス・フェイズ』体験版「ヘリオンズ・エッグ」が、公式サイトから無料ダウンロード可能に!」

執筆:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「SF Prologue Wave」を読んで『エクリプス・フェイズ』を遊んでみたいが大判のルールブックをいきなり買うのは気が引ける……という皆さんに、ビッグニュースです。
 「Role&Roll」Vol.92に掲載された『エクリプス・フェイズ』体験版「ヘリオンズ・エッグ」が、『エクリプス・フェイズ』公式サイトでダウンロード可能になりました。

「ヘリオンズ・エッグ」ダウンロード(PDFファイル)

「ヘリオンズ・エッグ」用サンプル・キャラクター(PDFファイル)

 見開き2ページ×2セット(合計4ページ)で、『エクリプス・フェイズ』の世界観とルール・サマリーが簡潔にまとめられています。
 残り6ページはシナリオです。これはゲームマスターをやる人以外、読んではいけません。展開を割ってしまうからです。どうしても読みたい、あるいは既に読んでしまった人は……。観念してゲームマスターをやりましょう(笑)。
 サンプル・キャラクターは「ヘリオンズ・エッグ」用に最低限の記述で簡略化されたもの。ルールブック掲載のものとは微妙に異なりますが、体験ゲーム・セッションはこれで充分かと思います。

 ちなみに、すぐに一緒に卓を囲む仲間が見つからなくとも、「ヘリオンズ・エッグ」があれば、Role&Roll Vol.145の「女博士エヴァ・イオネスコの受難」でソロ・アドベンチャーを楽しむことが可能です。このソロアドベンチャーでは武器データも本文中に盛り込まれているので、体験版「ヘリオンズ・エッグ」PDFのルール・サマリーと組み合わせれば、「ヘリオンズ・エッグ」の4人以外でも遊ぶことができます。「ヘリオンズ・エッグ」に出てくる4人のほか、どんな連中がいるのか眺めてみるのも面白いと思います。

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.147「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド アビス・オブ・シンギュラリティ」』

執筆:岡和田晃、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.147では、『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド「スカイ・アーク・クライシス」が掲載されています。
 「Role&Roll」にはこれまで、Vol.92からの体験版や、「エントリー・ミッション」という有名SF作品へのオマージュを含んだシナリオが掲載されてきました。
 その流れを受け、Vol.143掲載の「スパイダー・ローズの孤独」はブルース・スターリングの『蝉の女王』をイメージしたもの。
 Vol.144掲載の「スカイ・アーク・クライシス」は、マイクル・クライトン原作のSF映画『ジュラシック・パーク』のオマージュでした。
 Vol.145掲載の「女博士エヴァ・イオネスコの受難」はうって変わって一人用のシナリオ。ゲームブックのように遊びながら、自然にルールが習得できるスグレモノ。
 Vol.146掲載の「ザ・ゾーン:失われたモスク」は、火星のティターンズ検疫ゾーン(TQZ)、通称「ザ・ゾーン」を舞台にしたシナリオで、サプリメント『Sunward』(未訳)から設定の抄訳も付されています。

 今回の「アビス・オブ・シンギュラリティ」は、火星や木星周辺の小惑星帯を飛び回りながら、「弾幕」をかいくぐり、超・人類(トランスヒューマン)を誘惑する超技術の正体を探るというシナリオです。
 慣れていない人でもゲームマスターができるように、シナリオの構造自体は単純化し、その代わりにアクションを派手目にしたノワール調の内容にしてあります。Vol.143の「スパイダー・ローズの孤独」と対になるような内容ですので、連続して遊んでみるのも一興でしょう。
 なおアクション・シーンでは、ルールブックにこっそり記載されている風変わりなルールを活用するシーンがあり、『エクリプス・フェイズ』経験者の方を含めて大いに笑っていただけると思います。

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.146「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ ザ・ゾーン:失われたモスク」』

執筆:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、協力:岡和田晃、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.146では、『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「ザ・ゾーン:失われたモスク」が掲載されています。
 「Role&Roll」にはこれまで、Vol.92からの体験版や、「エントリー・ミッション」という有名SF作品へのオマージュを含んだシナリが掲載されてきました。
 その流れを汲み、Vol.143掲載の「スパイダー・ローズの孤独」はブルース・スターリングの『蝉の女王』をイメージしたもの。
 Vol.144掲載の「スカイ・アーク・クライシス」は、マイクル・クライトン原作のSF映画『ジュラシック・パーク』へのオマージュでした。
 Vol.145の「女博士エヴァ・イオネスコの受難」はうって変わって一人用のシナリオ。ゲームブックのように遊びながら、自然にルールが習得できるスグレモノでした。

 今号の「Role&Roll」Vol.146に掲載される「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ ザ・ゾーン:失われたモスク」は、火星のティターンズ検疫ゾーン(TQZ)、通称「ザ・ゾーン」を舞台にしたシナリオです。
 「ザ・ゾーン」とは、未訳シナリオ「ゾーン・ストーカーズ」の舞台でもあります。ここは“大破壊(ザ・フォール)”以前に、もっとも植民が進んでいた場所であり、それゆえティターンズの攻撃がもっとも激しかった場所です。
 今では侵入が禁止されていますが、なかには危険なウォーボットやナノスウォームが徘徊していると噂されます。そんな危険地帯で、スリルたっぷりの冒険が繰り広げられるのです!

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.145「『エクリプス・フェイズ』1人用入門ミッション 女博士エヴァ・イヨネスコの受難」』

執筆:待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)、監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年 Vol.1発売)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.145では、「『エクリプス・フェイズ』1人用入門ミッション 女博士エヴァ・イヨネスコの受難」が掲載されています。
 これは、まったく新しい試みです。パラグラフ選択式のソロ・アドベンチャー、すなわち楽しみながらルールを習得できるゲームブックとなっているわけです。

 秀逸なのは、たとえルールブックを持っていなくても、日本語版公式サイトからサマリーをダウンロードするか、「Role&Roll」Vol.92のルール・サマリーを用いて遊ぶことができるようにもなっています。
 なお、Vol.92は売り切れということですが、同号の『エクリプス・フェイズ』関係の特集記事は近々公式サイトでダウンロードできるようになる予定です。

 さて、今回のソロ・アドベンチャーの主役は、読者のあなた。あなたは「スカムの用心棒」となり、小惑星ニサ(44 Nysa)にあるエクストロピア・ステーションで、誘拐された要人の救出任務を請け合うことになります。戦闘時の敵の動きは自動処理できるようになっており、ゲームブックでは往々にして過剰に簡略化されがちな戦闘についても楽しめるようになっています。
 第1幕:情報収集、第2幕:救出戦闘という2幕構成になっているのですが、実は紙幅の都合で割愛された序幕があります。
 ミッションの依頼主であるファイアウォールのプロクシ、ジェスパーによる模擬戦闘のパートです。
 以下、待兼音二郎さんのブログに採録されていた序幕を、こちらでも紹介させていただきます。

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.144「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ スカイ・アーク・クライシス」』

執筆:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)、協力:岡和田晃、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年 Vol.1発売)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.144では、『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ「スカイ・アーク・クライシス」が掲載されています。
 「Role&Roll」にはこれまで、Vol.92からの体験版や、「エントリー・ミッション」という有名SF作品へのオマージュを含んだシナリオが掲載されてきました。
 その流れを汲み、Vol.143掲載の「スパイダー・ローズの孤独」はブルース・スターリングの『蝉の女王』をイメージしたものですが、今回の「スカイ・アーク・クライシス」は、マイクル・クライトン原作の映画『ジュラシック・パーク』のオマージュです。

 今回の記事はゲームのシナリオだけではなく、未訳サプリメント『Gatecrashing』から舞台となる惑星スカイ・アークの設定が、同じく未訳サプリメントの『X-Risks』からは、「輝く聖者の教会」の背景が訳出されています(いずれも抄訳)。

 惑星スカイ・アークは地球型。太陽系外にあるので、パンドラ・ゲートを抜けて向かうことになります。この惑星が面白いのは、地球由来の生物を保護し、あるいは絶滅した動物を復活させたりするところです。もちろん、環境保護主義者らは反対していますので、そうした対立構造はシナリオのネタにピッタリだと思います。

 輝く聖者の教会は、キリスト教系の終末論カルト。『エクリプス・フェイズ』の重要な設定である“大破壊(ザ・フォール)”や、ティターンズの設定とも絡んできますし、木星共和国など既存の勢力と同居させれば、シナリオにいっそうの奥行きが生まれます。噂では、新たなエクスサージェント・ウイルスもあるとか!?

 シナリオそのものは、わかりやすい3部構成。豊富なアクションと場面転換で飽きさせない内容になっています。ラスボスは強敵、あなたのセンティネルは無事に生還できるでしょうか?

『幻視者のためのホラー&ダーク・ファンタジー専門誌「ナイトランド・クォータリー」Vol.6「奇妙な味の物語」掲載、ケン・リュウ「しろたえの袖(スリーヴ)――拝啓、紀貫之どの」&「トランスヒューマン時代の太陽系――『エクリプス・フェイズ』とシェアードワールド」』

小説翻訳:待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム) 監修&解説:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「ナイトランド・クォータリー」(アトリエサード/書苑新社)は、幻視者のためのホラー&ダークファンタジー専門誌と銘打っており、前身たる「ナイトランド誌」(トライデントハウス)のコンセプトを引き継ぎ、海外の優れた幻想文学やSFを精力的に日本へ翻訳・紹介しています。

 版元のアトリエサード社は、『ヴァンパイア:ザ・マスカレード』や『ヒーローウォーズ』等、海外の会話型RPGを手がけていたこともあり、「SF Prologue Wave」の「『エクリプス・フェイズ』の英語版アンソロジー小説が発売開始!」という告知が編集者の目にとまったことから、このたび、アンソロジー「Eclipse Phase: After the Fall: The Anthology of Transhuman Survival & Horror」から、巻頭に収められたケン・リュウの『エクリプス・フェイズ』小説「White Hempen Sleeves」の翻訳紹介が実現しました。

 ケン・リュウはヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞をはじめ、名だたるSF賞を総ナメにしている実力派作家。ベストセラー『紙の動物園』所収の「よい狩りを」が、第47回星雲賞海外短編部門に輝いたことでも記憶に新しいですね。詳しくは「ナイトランド・クォータリー」Vol.6に掲載された詳細をきわめる「ケン・リュウ書誌」をご参照ください。Twitter小説アンソロジーへのほんのちょっとした寄稿も含んだ完全版で、これだけ網羅的なものはちょっと海外にもないかもしれません。

 翻訳の待兼音二郎氏曰く、

『月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.143「『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド スパイダー・ローズの孤独」』

文:岡和田晃(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム) 監修:朱鷺田祐介(スザク・ゲームズ)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。
 「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 今回ご紹介する「Role&Roll」Vol.143では、『エクリプス・フェイズ』入門シナリオ&運用ガイド「スパイダー・ローズの孤独」が掲載されています。
 「Role&Roll」にはこれまで、Vol.92からの体験版や、「エントリー・ミッション」という有名SF作品へのオマージュを含んだシナリオが掲載されてきました。
 今回の「スパイダー・ローズの孤独」もその流れを組んだもので、イメージ・ソースはブルース・スターリングの『蝉の女王』。
 新たな試みとしては、ルールブック発売後というメリットを活かして、専門用語には逐一、ルールブックの参照ページを明記してあります。
 また、私が『エクリプス・フェイズ』体験会やR.CONといったイベントでゲームマスターをしてきた際の経験を反映し、ゲームマスターをする際のアドバイスを随所に書き込んであります。

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.142掲載「『エクリプス・フェイズ』入門 一から始めるルールの読み方」

文:朱鷺田祐介 協力:岡和田晃、待兼音二郎(『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム)


 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を継続的に紹介して参りました。

 発売中のVol.142では「『エクリプス・フェイズ』入門 一から始めるルールの読み方」という記事が掲載されています。広大な宇宙に踏み出す第一歩として、400ページに及ぶルールの読み方を解説していく、というものです。

 まずは「イラストを楽しもう」と、「SFは絵だねぇ」という野田昌宏宇宙大元帥の名文句から始まります。
 次いで、「総合的な事前の知識」としては、「SFホラー」、「デザイナー:ロブ・ボイル」、「基本は%ロール」、「ファイアウォール設定でX-リスクと戦え」というポイントの解説。実際にゲームマスターをする際にも、これらのポイントから入ると伝わりやすいです。
 次いで、ゲームの時に行う最初の質問と実際の回答。
 また、タイプ別にどこからルールブックを読んでいくべきかの示唆。
 「あなたがすでに何年かTRPGを遊んでいるなら」、「あなたが最近『クトゥルフ神話TRPG』でTRPGを始めたなら」、「あなたが『シャドウラン』を遊んでいるなら」、「あなたがハードSFファンならば……」と、タイプに応じた入り口と参照ページが示してあります。
 分厚いルールブックだと気負わず、本ガイドを片手に『エクリプス・フェイズ』の宇宙に飛び込んでみてください。

「いよいよ『エクリプス・フェイズ』基本ルールブック日本語版が発売!」

  岡和田晃

 去る2016年6月30日、『エクリプス・フェイズ』の日本語版ルールブックが新紀元社より発売されました。





 Twitter上にはたくさんの入手報告があがっていますが、皆さまは、すでに確保されましたでしょうか。全国の書店、ゲームショップ、各種オンライン書店でも入手が可能です。
 「SF Prologue Wave」編集部宛ての見本誌を受け取った、片理誠編集長の喜びの声をご覧ください。

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.141掲載「『エクリプス・フェイズ』シナリオ スクラッチ・インベントリー:明日の私に」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事を継続的に紹介して参りました。

 そして、2016年6月13日頃に発売予定のVol.141では「『エクリプス・フェイズ』シナリオ スクラッチ・インベントリー:明日の私に」という記事が掲載されています。前号(Vol.140の『エクリプス・フェイズ』特集に続くサポート記事で、内容は『エクリプス・フェイズ』用の入門シナリオを兼ねたアイデア・ソース集です。

 「スクラッチ・インベントリー」とは、サプリメント『Firewall』(未訳)に掲載された同名のランダム・イベント・チャートを翻訳したもののことです。基本コンセプトは、ファイアウォールのエージェントが諸般の都合で隠した謎のアイテムを紹介するというものです。

 10面体ダイスを2回振ると、01~100までの100通りの乱数を生成することができ、この乱数は%と同じことから、俗にパーセンテージ・ロールと呼ばれます。このパーセンテージ・ロールを3回行って、その結果を「スクラッチ・インベントリー」の表に当てはめれば、誰でも簡単にシナリオのプロットを生み出せてしまう、という便利ツールです。
 ロールプレイングゲームやボードゲームを実際に遊んでいる光景を楽しくレポートする緑一色氏のコミック「スピタのコピタの!」でも、『エクリプス・フェイズ』のセッションが紹介されたのですが、そこでも「スクラッチ・インベントリー」が用いられました。ぜひコミックを確認してみてください。
 基本ルールブックの発売も6月28日(予定)と告知され、いよいよ『エクリプス・フェイズ』が盛り上がりを見せています。
 各種オンライン書店はもとより、体験会が開催されてきたRole&Roll Stationでも予約を受け付けているとのことです。

「月刊アナログゲーム情報書籍「Role & Roll」Vol.140 特集「1から始める『エクリプス・フェイズ』」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報書籍です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。「SF Prologue Wave」でも、「Role&Roll」掲載の『エクリプス・フェイズ』関連記事は、継続的に紹介して参りました。

 そして、2016年5月19日頃に発売予定のVol.140では、「1から始める『エクリプス・フェイズ』」という特集が組まれています。発売が間近に迫った『エクリプス・フェイズ』基本ルールブック日本語版に連動した特集ですね。

 ・『エクリプス・フェイズ』の概要、トランスヒューマンの時代について、シンプルな%ロールからなるゲームシステム、SF映画『エイリアン』を彷彿させるオーソドックスなプレイスタイル、といった基礎的な内容の紹介。

 ・基本ルールブックのサンプル・キャラクターを傾向別に分類し、スタイルに沿ったキャラクター選定のアドバイス記事。

 ・日本語版オリジナル・サンプルキャラクターの「ネオ・パロットの交易商」、「ネオ・オルカのスカベンジャー」の紹介。

 ・特別な素養がなくともSFっぽい冒険をデザインできるシナリオパターン・ガイド。

 ・過去、「Role&Roll」に掲載されたサポート記事や、「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』。

 大きく紙幅を割いてこのような内容が掲載されます。

「『エクリプス・フェイズ』の英語版アンソロジー小説が発売開始!」岡和田晃



 『エクリプス・フェイズ』は日本語版ルールブックの発売が間近に迫っています。
 それにあわせて、5月19日頃に発売予定のアナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」Vol.140では、特集記事が連載される予定です。
 英語版で展開されている『エクリプス・フェイズ』シリーズについてこれまで紹介してきましたが、第6回以降は公式の冒険シナリオを紹介……と思っていましたけれども、その前に、2016年1月に電子版が発売されたばかりの『エクリプス・フェイズ』アンソロジー小説集(英語版)をご紹介いたしましょう。

 タイトルは直球で After the Fall 。公式サイトのプレスリリースによりますと、古いタイプのSFも新しいタイプのSFも、その両方を取り入れた『エクリプス・フェイズ』のSF小説アンソロジー。
 『紙の動物園』のケン・リュウ、『vN』のマデリン・アシュヴィーなど、邦訳があり日本でも人気を集めた作家たちが参加しているのにも注目です。

「『エクリプス・フェイズ』シリーズ、関連製品(英語版)の紹介(その5)」岡和田晃

 『エクリプス・フェイズ』は日本語版ルールブックの発売が予定されており、アナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」でサポート記事が連載されており、これらの情報は、「SF Prologue Wave」でも「Eclipse Phase情報」という枠でご紹介してきました。
 今回の記事では、英語版で展開されている『エクリプス・フェイズ』シリーズについて、簡単に紹介していきます。「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』小説を読むためにも、こうした製品についての情報は知っておいて損はないでしょう。
 いずれも2016年3月現在では未訳ですが、現物を書泉グランデ等の輸入RPGを扱っているゲームショップ、電子版をDrive Thru RPG等のオンラインストアで入手することができます。
 この 第5回では、基本ルールブックを補完するサプリメント(追加設定資料集)2製品を説明していきます。1つは20ページ程度の短いソースブック。もう1つは、シナリオ付きのゲームマスター・スクリーンとなります。スクリーンの方はHACK PACK(高解像度電子データ入りのヴァージョン)も購入することが可能です。

「『エクリプス・フェイズ』シリーズ、関連製品(英語版)の紹介(その4)」岡和田晃

 『エクリプス・フェイズ』は日本語版ルールブックの発売が予定されており、アナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」でサポート記事が連載されており、これらの情報は、「SF Prologue Wave」でも「Eclipse Phase情報」という枠でご紹介してきました。
 今回の記事では、英語版で展開されている『エクリプス・フェイズ』シリーズについて、簡単に紹介していきます。「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』小説を読むためにも、こうした製品についての情報は知っておいて損はないでしょう。
 いずれも2016年2月現在では未訳ですが、電子版をDrive Thru RPG等のオンラインストアで入手することができます。
 この第4回では、基本ルールブックを補完するサプリメント(追加設定資料集)2製品を説明していきます。第1回~3回で紹介してきたハードカバー製品とは異なり、いずれも15~20ページ程度の短いソースブック。使い勝手がよいのに安価なのも魅力です。オンデマンド販売によるソフトカバー版、PDF版、両方での入手が可能となっていますが、電子版を入手してプリントアウトするのが手っ取り早いでしょう。

「『エクリプス・フェイズ』シリーズ、関連製品(英語版)の紹介(その3)」岡和田晃

 『エクリプス・フェイズ』は日本語版ルールブックの発売が予定されており、アナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」でサポート記事が連載されています。これらの情報は、「SF Prologue Wave」でも「Eclipse Phase情報」という枠でご紹介してきました。
 今回の記事では、英語版で展開されている『エクリプス・フェイズ』シリーズについて、簡単に紹介していきます。「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』小説を読むためにも、こうした製品についての情報は知っておいて損はないでしょう。
 いずれも2016年1月現在では未訳ですが、書籍版をネット書店(Amazon.co.jpなど)や輸入ゲームを扱っているショップ(神保町の書泉グランデ等)で、電子版をDrive Thru RPG等のオンラインストアで入手することができます。なお電子版ではルールブック等の小説やサンプル・キャラクターが別売りされていたり、HACK PACKという高解像度の画像データが封入されているヴァージョンもゲットしたりすることができます。
 この第3回では、基本ルールブックを補完するサプリメント(追加設定資料集)3製品を説明していきます。いずれもハードカバー、PDF版、両方での入手が可能です。

「『エクリプス・フェイズ』シリーズ、関連製品(英語版)の紹介(その2)」岡和田晃

 『エクリプス・フェイズ』は日本語版ルールブックの発売が予定されており、アナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」でサポート記事が連載されています。これらの情報は、「SF Prologue Wave」でも「Eclipse Phase情報」という枠でご紹介してきました。
 今回の記事では、英語版で展開されている『エクリプス・フェイズ』シリーズについて、簡単に紹介していきます。「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』小説を読むためにも、こうした製品についての情報は役に立つことでしょう。
 いずれも2015年11月末日現在では未訳ですが、書籍版をネット書店(Amazon.co.jpなど)や輸入ゲームを扱っているショップ(神保町の書泉グランデ等)で、電子版をDrive Thru RPG等のオンラインストアで入手することができます。
 なお電子版ではルールブック等の小説やサンプル・キャラクターが別売りされていたり、HACK PACKという高解像度の画像データが封入されているヴァージョンもゲットしたりすることができます。
 紹介第2弾では、基本ルールブックを補完するサプリメント(追加設定資料集)3製品を説明していきます。

「現代SFを楽しむためのキーポイント:ナノテクノロジー」岡和田晃

(PDFバージョン:nanotechnology_okawadaakira
 ナノテクノロジー(以下、ナノテク)の「ナノ」とは、十億分の一の単位を表す接頭辞であり、もともと小人を意味するギリシャ語の「nannos」とラテン語の「nano」に由来している。一ナノメートルは、一〇のマイナス九乗メートル=十億分の一メートルを意味しており、ナノテクとは一般に、このような極小単位(ナノスケール)で原子や分子の配列を自在に制御することにより、望みの性質を持つ材料、望みの機能を発現するデバイスを実現し、産業に活かす技術と定義されている。ナノテクノロジーという言葉を人口に膾炙させたのは、エリック・ドレクスラーの『創造する機械』(一九八六年)を嚆矢とする。ドレクスラーは分子機械工学という学問分野を提唱し、ナノスケールの機械を「アセンブラー」と名づけた。アセンブラーを用いれば、原子を配列を自在に制御でき、自然の法則の許す限り、何でも作り上げることができるというのだ。

「『エクリプス・フェイズ』シリーズ、関連製品(英語版)の紹介(その1)」岡和田晃

 日本語版の発売が予定されている基本ルールブックやアナログゲーム専門情報書籍「Role&Roll」で連載されたサポート記事のほかにも、『エクリプス・フェイズ』はシリーズとして関連製品がいくつも存在しています。
 本記事ではそれらを簡単に紹介していきます。「SF Prologue Wave」での『エクリプス・フェイズ』小説を読むためにも、こうした製品についての情報は役に立つことでしょう。いずれも2015年10月末日現在では未訳ですが、書籍版をネット書店や輸入ゲームを扱っているショップで、電子版をDrive Thru RPG等のオンラインストアで入手することができます。なお電子版ではルールブック等の小説やサンプル・キャラクターが別売りされていたり、HACK PACKという高解像度の画像データが封入されているヴァージョンもゲットすることができます。
 紹介第1弾では、基本となる3製品を説明していきます。

「現代SFを楽しむためのキーポイント:シンギュラリティ」岡和田晃

(PDFバージョン:singularity_okawadaakira
 シンギュラリティ(特異点)は、本来、数学における関数の値が無限大になる点、物理学ではブラックホールの内部など通常の自然法則が成り立たない点を意味している。これが現代SFを理解するための重要なキーワードとなったのは、数学者にしてコンピュータ科学者のヴァーナー・ヴィンジによる著名な提言がきっかけだった。一九八三年の講演において、彼は、主として一九八〇年代前半のコンピュータ・テクノロジーの発展に伴うハードウェアの高度化を前提にしながら、人間を超えた知性が創造されることで、従来の人間観・社会観が揚棄され、新しい現実が支配的となる時点が訪れると宣告した。

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.132掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦6:幻のゲート」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。ここには『エクリプス・フェイズ』のサポート記事が好評連載されています。
 今号のVol.132は「特集『シャドウラン 5th Edition』第六世界、変革の時」! 『シャドウラン』は『エクリプス・フェイズ』の姉妹編ともいうべきサイバーパンクRPGですから、『エクリプス・フェイズ』ファンにとっても注目すべき内容となっています。

 さて「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。ゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していく連載で、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。
 Vol.127からはリプレイ「地球降下作戦」の連載が始まりました。「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」とプレイヤー・キャラクターは共通しているものの、解説が行き届いており、未読でも本シリーズから読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 第1リプレイ・シリーズ「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話で、アクションを楽しみながら、『エクリプス・フェイズ』世界の仕組みを知ることができました。第2リプレイ・シリーズ「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(フォーク)と、アイデンティティをめぐる重層的なストーリーを楽しむことができました。
 「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、パンドラ・ゲート(ワームホール)を通って太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死がキーとなっていました。
 第2回では、そんなアルビンが死の間際にアップロードした映像から、そこがパンドラ・ゲートが存在しないはずの地球だと判明したことがわかります。
 第3回では、異星人(エイリアン)の秘密を知っている男、ジョージ・アダム・スミスを救出するために地球降下作戦が計画されており、その背景には、伝説と思われていた地球(のパンドラ)ゲートの存在があったことが判明します。 そして、いよいよセンティネルたちは作戦へ投入されたわけですが、第4回「奇妙な花と陰謀と」では、マンハッタンに降り立った地球降下作戦の部隊に紛れ込んだセンティネルの面々は、ティターンズの戦闘機械の襲撃をくぐり抜け、劉大人の家にまでたどり着きます。なんとそこは、「アメリカに入植した中国人がよく経営している洗濯屋」でした……。
 第5回では、ストーリーもいよいよ山場を迎えました。アルビンのオリジナルとアルファ1・フォークとの対話から始まり、劉ランドリーの近くにある地下跡地でのヘッドハンターとの壮絶な戦闘! 『Sunward』に登場するリキッドシルバー義体もアツい内容でした。

 そして、第6回は、いよいよ最終回となります。マンハッタンに降り立ったセンティネルの面々。彼らの前に立ちはだかるのは、謎の組織です。ここでは「オズマ計画」なる20世紀の太陽系外知性体探査計画が話に絡んでくることが明かされます。そして、一行が出逢ったものは……。壮絶な最終戦闘と続くエンディング、ぜひご覧ください。

「消失事件」岡和田晃

(PDFバージョン:shousitujikenn_okawadaakira
 ――J・ソウヤーとシルヴァーバーグ、二人の”ロバート”の想い出を、ささやかな密室劇として。

 わたしは立ち上がった。暖炉の火を強めようと、火掻き棒を手に取った。傍らに積み上げられていた木ぎれを適当に放り込む。燃え具合を確認しながら、高さを調節した。
 ロンドンもすっかり寒くなった。作業を終えて棒を置く。窓際からは、足早に帰路につく人々の姿がよく見える。霜が降りている。心なしか、皆、早足だ。
 わたしは雑然とした部屋のなかをゆっくりと見回した。窓の横には幅の広い机が据え付けられており、その上には得体の知れない化学実験用の設備が置いてある。わたしは弱火で燃え続けるガスバーナーの炎を確認した。フラスコの中の液体が蒸発して、もうほとんどなくなりかけているのに気がついた。ほっと息をついて、バーナーの根元にあるバルブを回し、火が消えたのを確かめる。間一髪。もう一度、フラスコを見直す。曇っているせいか、液体がすべて蒸発してしまったのか、微量ながら残っているのか、素人目にはよくわからない。
 どうやって言い訳しようか。友は、人一倍観察力が鋭い。きっとわたしの過失に気がつくことだろう。素直に謝るのが最良の手段だ。かれが鷲鼻を得意そうに唸らせながら、鷹揚に許しを告げる様が思い浮かぶ。かれに小馬鹿にされることには慣れきってはいるものの、やはりいい気持ちはしない。なにか、いい案はないものか。考えをめぐらせる。

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.131掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦5:オズマの影」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。ここには『エクリプス・フェイズ』のサポート記事が好評連載されています。

 「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。ゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していく連載で、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。
 Vol.127からはリプレイ「地球降下作戦」の連載が始まりました。「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」とプレイヤー・キャラクターは共通しているものの、解説が行き届いており、未読でも本シリーズから読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 第1リプレイ・シリーズ「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話で、アクションを楽しみながら、『エクリプス・フェイズ』世界の仕組みを知ることができました。第2リプレイ・シリーズ「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(フォーク)と、アイデンティティをめぐる重層的なストーリーを楽しむことができました。
 「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、パンドラ・ゲート(ワームホール)を通って太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死がキーとなっていました。第2回では、そんなアルビンが死の間際にアップロードした映像から、そこがパンドラ・ゲートが存在しないはずの地球だと判明したことがわかります。第3回では、異星人(エイリアン)の秘密を知っている男、ジョージ・アダム・スミスを救出するために地球降下作戦が計画されており、その背景には、伝説と思われていた地球(のパンドラ)ゲートの存在があったことが判明します。 そして、いよいよセンティネルたちは作戦へ投入されたわけですが、第4回「奇妙な花と陰謀と」では、マンハッタンに降り立った地球降下作戦の部隊に紛れ込んだセンティネルの面々は、ティターンズの戦闘機械の襲撃をくぐり抜け、劉大人の家にまでたどり着きます。なんとそこは、「アメリカに入植した中国人がよく経営している洗濯屋」でした……。

 第5回では、ストーリーもいよいよ山場を迎えます。アルビンのオリジナルとアルファ1・フォークとの対話から始まり、劉ランドリーの近くにある地下跡地でのヘッドハンターとの壮絶な戦闘! 『Sunward』に登場するリキッドシルバー義体にもご注目下さい。

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.130掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦4:奇妙な花と陰謀と」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。

 「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。これはゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していくというもので、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。Vol.127からはリプレイ「地球降下作戦」の連載が始まりました。「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」とプレイヤー・キャラクターは共通しているものの、解説が行き届いており、未読でも本シリーズから読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 第1リプレイ・シリーズ「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話で、アクションを楽しみながら、『エクリプス・フェイズ』世界の仕組みを学んでいける。
 第2リプレイ・シリーズ「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(フォーク)と、アイデンティティをめぐる重層的なストーリーが魅力的でした。
 「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、パンドラ・ゲート(ワームホール)を通って太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死がキーとなっていました。第2回では、そんなアルビンが死の間際にアップロードした映像から、そこがパンドラ・ゲートが存在しないはずの地球だと判明したことがわかります。第3回では、異星人(エイリアン)の秘密を知っている男、ジョージ・アダム・スミスを救出するために地球降下作戦が計画されており、その背景には、伝説と思われていた地球(のパンドラ)ゲートの存在があったことが判明します。そして、いよいよセンティネルたちは作戦へ投入されたわけですが……。

 第4回「奇妙な花と陰謀と」では、マンハッタンに降り立った地球降下作戦の部隊に紛れ込んだセンティネルの面々は、ティターンズの戦闘機械の襲撃をくぐり抜け、劉大人の家にまでたどり着きます。なんとそこは、「アメリカに入植した中国人がよく経営している洗濯屋」でした……。
 「奇妙な花」、「死者たちの宴」、「影の噂」、「マンハッタンの恐怖」、(ほかにも「エクリプス・フェイズ」、「前回までのあらすじ」や「次回予告」もあり)といった構成で、壮絶な戦闘とナノスウォームの恐怖が描かれます!

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.129掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦3:マンハッタンの風」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です(2003年創刊)。毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。

 「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。これはゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していくというもので、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。Vol.127からはリプレイ「地球降下作戦」の連載が始まりました。

 「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」とプレイヤー・キャラクターは共通しているものの、解説が行き届いており、未読でも本シリーズから読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 第1リプレイ・シリーズ「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話で、アクションを楽しみながら、『エクリプス・フェイズ』世界の仕組みを学んでいける。
 第2リプレイ・シリーズ「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(フォーク)と、アイデンティティをめぐる重層的なストーリーが魅力的でした。

 「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、パンドラ・ゲート(ワームホール)を通って太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死がキーとなっていました。第2回では、そんなアルビンが死の間際にアップロードした映像から、そこがパンドラ・ゲートが存在しないはずの地球だと判明したことがわかります。異星人(エイリアン)の秘密を知っている男、ジョージ・アダム・スミスを救出するために地球降下作戦が計画されており、その背景には、伝説と思われていた地球(のパンドラ)ゲートの存在があった。
 そして、いよいよセンティネルたちは作戦へ投入される……。
 「降下作戦前夜」、「旅の途中」、「政治の世界」、「大気圏突入」、「遭遇、巨大戦闘機械」と語られる(ほかにも「地球へ」、「エクリプス・フェイズ」、「前回までのあらすじ」、「次回予告」もあり)波瀾万丈のリプレイ、どうぞお楽しみください。

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.128掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦2:軌道より愛を込めて」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。

 「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。これはゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していくというもので、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。Vol.127からはリプレイ「地球降下作戦」の連載が始まりました。

 「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」と、プレイヤー・キャラクターは共通していますが、未読でも読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 第1リプレイ・シリーズ「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話で、アクションを楽しみながら、『エクリプス・フェイズ』世界の仕組みを学んでいける。
 第2リプレイ・シリーズ「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(るび:フォーク)と、アイデンティティをめぐる重層的なストーリーが魅力的でした。

 「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、おなじみ金星の外交官ナーシャが、三合会のボスにして地球奪還派の幹部・劉と会見したことが重要な逸話となっていました。それはパンドラ・ゲート(ワームホール)を通って、太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死を知らせるものだったからです。

 第2回では、そんなアルビンが死の間際にアップロードした映像から、そこがパンドラ・ゲートが存在しないはずの地球だと判明したことがわかります。そしてファイアウォールからは、「おはよう、フェルプス君」とミッションの依頼が……。

文芸誌『幻視社』岡和田晃・渡邊利道ほか

渡邊利道



 岡和田晃と渡邊利道が参加する文芸誌『幻視社』を紹介します。
 2004年創刊。以後1年から1年半おきのペースで主に秋に発行、現在八号を数える小説と批評の雑誌です。主宰の東條慎生は第35回日本SF大賞最終候補にノミネートされた『北の想像力』(岡和田晃編・寿郎社刊)にも論考が収録されている気鋭の文芸評論家。
 常連執筆者は他に、作家・作詞家・アーティスト・構成作家と多彩な分野で活躍し放送批評懇談会のギャラクシー賞CM部門選奨に入賞したエンドケイプ、04年に第二回あさよむ文学賞にて大賞と読者賞を受賞した小説家でライターの佐伯僚、精緻な読解で知られる「猟奇カニ人間地下道に出現」の人気ブロガー・ガザミ、柳沢新名義でアナログ作品の個展などを開く美術家の狩野若芽などです。
 短編小説の他、毎回特集を組んでレビューや文芸評論を掲載。
 評価の高かったものとしては「イスマイル・カダレと〈東欧の想像力〉を読む」(五号)、「〈想像力の文学〉を読む」(六号)、「国書刊行会〈未来の文学〉を読む」「没後十年・二階堂奥歯」(七号)などがあります。また2008年に逝去された作家、向井豊昭氏の追悼特集(四号)のあと、持続的にその遺稿を紹介し、論考を掲載しています。

 最新号の「八号」では、「熱/狂」というメインテーマでエンドケイプ、佐伯僚の短編小説競作。
 ハヤカワJコレクションで『始まりの母の国』を刊行されている作家・文芸評論家の倉数茂をゲスト執筆者に迎え、「〈フィクションのエル・ドラード〉と水声社の本」と、「中村うさぎを読む」の二大特集。前者は、コルタサルなどの叢書全レビューと、特別採録で岡和田晃による2012年2月5日に開催されたSF乱学講座「ジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』を深く味わう」を収録。後者では、長いキャリアを持つ作家について、導入となる鼎談から、通時的な代表作レビューと長篇エッセイ二篇で本格的に論じました。
 ほかに、五号から続く松籟社の叢書〈東欧の想像力〉のブックレビュー第三弾。さらに向井豊昭の未発表遺稿「骨の中のモノローグ」全文掲載と「向井豊昭アーカイヴ通信」。
 全126ページの読み応えたっぷりの文芸誌であります。

「月刊アナログゲーム情報誌「Role & Roll」Vol.127掲載「エクリプス・フェイズ リプレイ 地球降下作戦1:リメンブランスの邂逅」

文:朱鷺田祐介 協力:『エクリプス・フェイズ』翻訳チーム



 岡和田晃

 「Role & Roll」(アークライト/新紀元社)は、会話型ロールプレイングゲーム(テーブルトークRPG、TRPG)や、ボードゲーム、カードゲーム等のアナログゲーム(電源を使わないゲーム)を扱う月刊総合情報誌です。
 毎号、プロとして活躍中のゲームデザイナーやライターにより、様々なゲームの紹介やサポートがなされています。

 「Role&Roll」Vol.120~126までは、『エクリプス・フェイズ』のルールシステムを紹介した「センティネル・オペレーション・ガイド」が掲載されていました。これはゲームとしての『エクリプス・フェイズ』のルールを本格的に解説していくというもので、キャラクター作成から戦闘、メッシュ等の世界観、さらには超能力まで、幅広い紹介がなされました。

 今回からはリプレイが、ふたたび始まります。題して「地球降下作戦」。
 「Role&Roll」Vol.88~90に掲載されたリプレイ「金星の人狼」、およびVol.107~109に掲載された「月の熾天使~マーズ・サイクラーの帰還」と、プレイヤー・キャラクターは共通していますが、未読でも読み進められるようになっていますので、どうぞご安心ください。

 「金星の人狼」は、金星の空中都市(エアロスタット)での殺人事件の謎を解くというお話でした。また、「月の熾天使」は、月のドーム都市エラトーでのバイオ・テロに絡んだ冒険で、分岐体(フォーク)と、アイデンティティをめぐる物語が語られました。

 今回から始まる「地球降下作戦」の第1回「リメンブランスの邂逅」では、金星の外交官ナーシャが、三合会のボスにして地球奪還派の幹部・劉と会見したことが重要な逸話となります。
 それはパンドラ・ゲート(ワームホール)を通って、太陽系外惑星へ向かったタイタンの探検家、アルビンの死を知らせるものだったからです。

 また、今回はサプリメント『Sunward』から、サンプル・キャラクター「三合会の鉄砲玉」を訳出し、ご紹介させていただきました。
 こちら、データがついて、ゲームにも使える仕様となっております。

 大冒険の予感がするリプレイ、どうぞお楽しみください。

北海道新聞連載「現代北海道文学論 『北の想像力』の可能性」岡和田晃


〈北海道の上富良野町で開催されている「現代北海道文学論」と『北の想像力』をフィーチャーした作品展〉

 以前、SF Prologue Waveでも、空前絶後の大著『北の想像力 〈北海道文学〉と〈北海道SF〉をめぐる思索の旅』(寿郎社)についてご紹介させていただきました。
 幸いなことに、『北の想像力』は第35回日本SF大賞の最終候補、『SFが読みたい! 2015年版』の「ベストSF2014」国内編第8位、さらには第46回星雲賞の参考候補作になるなど、高くご評価をいただいて参りました。
 そこで、『北の想像力』のコンセプトを引き継いだ連載を、同書の執筆チームを中心に、適宜、ゲストを交えつつ、「北海道新聞」紙上で展開していくというのが、この「現代北海道文学論 『北の想像力』の可能性」となります。

 第1回は、岡和田晃が4月21日の「北海道新聞」夕刊に「『北方論』から惑星思考へ」を総論として寄稿いたしました。中野美代子の『北方論』の現代的意義から、ガヤトリ・スピヴァクや巽孝之の理論に基づく「惑星思考」という「他者」の探求を訴えかけ、また北海道文学から世界文学への転換点として、荒巻義雄『白き日旅立てば不死』等を紹介しました。

 第2回は、渡邊利道が5月21日の「北海道新聞」夕刊に「円城塔――事実と虚構を往還」を寄稿する予定です。円城塔が「文學界」に連載した異色の「私小説」である『プロローグ』の射程を、「北海道」という切り口から論じ、「SFマガジン」連載の『エピローグ』との繋がりを示唆し、メタフィクションをめぐる想像力のあり方について考察します。

 以後も、SFともリンクしたアクチュアルな連載になっていく予定ですので、どうぞご期待をいただけましたら幸いです。