タグ: 岡和田晃

未來社月刊PR誌「未来」連載評論「向井豊昭の闘争」岡和田晃

未來社月刊PR誌「未来」連載評論
「向井豊昭の闘争」

 著:岡和田晃



・アイヌならざる者による現代アイヌ文学 向井豊昭の闘争1(「未来」2012年1月号)
・向井豊昭と「状況」としてのアイヌ 向井豊昭の闘争2(「未来」2012年2月号)
・向井豊昭と鳩沢佐美夫 向井豊昭の闘争3(「未来」2012年3月号)
・アイヌという「サバルタン」をめぐって 向井豊昭の闘争4(「未来」2012年4月号)
 【以後継続予定】

全国有名書店で入手可能。
定期購読のお申し込みは未來社公式サイトまで:http://www.miraisha.co.jp/np/mirai.html?year=2012

「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」体験レポート 岡和田晃

(PDFバージョン:Fmyuujiamu_okawadaakira
 《写真提供:(C)Fujiko-Pro》

■そうだ、ミュージアムへ行こう!

 藤子・F・不二雄は日本が誇るSF作家です。彼が描き出すSF――すこし(Sukoshi)・ふしぎ(Fushigi)という控えめな呼称で出される作品群――は、SFの裾野を広げただけではなく、何気ない日常の片隅から、驚くべきセンス・オヴ・ワンダーを掘り起こしてみせました。その夢と希望、そして文明批評の精神に満ちた作品群は、今や、日本のみならず世界各地にまで広がりを見せています。現に1970年に誕生した『ドラえもん』は、40年以上を経た現在、アジア各国の子どもたちに圧倒的な共感と支持を集め、ロシアやフランスなどのヨーロッパ各国、ブラジルなどの南米等でも親しまれるようになっています。
 そんな藤子・F・不二雄の世界を存分に楽しむことができる施設「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」が、本年9月3日(*1)、満を持してオープンしました。構想から開設まで10年以上をかけたというミュージアムには、直筆の原画およそ5万点が所蔵されており、その中から来場者に向けて、現在は130点あまりが展示されているということです。


オカワダ アキラ

岡和田晃(おかわだ あきら)
1981年北海道空知郡上富良野町生まれ。「「世界内戦」とわずかな希望――伊藤計劃『虐殺器官』へ向き合うために」で第五回日本SF評論賞優秀賞受賞。ほか「佐藤亜紀『ミノタウロス』解説」、「柴野拓美のメソドロジー――「『集団理性』の提唱」再読」、「「世界内戦」下の英雄(カラクテル)――仁木稔『ミカイールの階梯』の戦略」など。訳書(共訳)に『スケイブンの書――角ありし鼠の子ら』など。SF-RPG『エクリプス・フェイズ』翻訳チームの一員でもある。