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「ウォーハンマーRPG」待兼音二郎





酸鼻と迷妄の阿鼻叫喚世界で、泥土にきらめく黄金をつかみ取れ
――『ウォーハンマーRPG』

待兼音二郎

「21世紀の精神異常者スキッツォイド・マン」――プログレッシヴ・ロック愛好家が長年慣れ親しんだキング・クリムゾンの代表作に、こんな奇天烈なタイトル改変がなされたのはいったいいつのことだろう? 精神がいびつにねじくれた男の心象風景を楽器で描き出したかのようなあの曲の原題に込められた意図を日本のリスナーに伝えるべく工夫された邦題をなかったことにし、聞き覚えのないカタカナ語に塗り替えることに何の意味があるのか? いったい何に怯えて、かくも過剰な表現規制をするのか?

「特異点への突入」待兼音二郎

(紹介文PDFバージョン:tokuitennshoukai_okawadaakira
 このフルカラーPDFファイルは小説を読む際の手助けとしてもらうために、公式設定を抜粋して翻訳し、再編集した設定集である。このPDFファイルを読めば、『エクリプス・フェイズ』の基本的なコンセプトや背景設定をまとまった情報として知ることができるだろう。きっと、胸がワクワクしてくるはずだ。

 内訳は『エクリプス・フェイズ』の「クイックスタート・ルール」から「特異点への突入」「『エクリプス・フェイズ』の世界」「『エクリプス・フェイズ』の年表」「ファイアウォールへようこそ」「これだけは頭に叩きこんでおけ」を翻訳したもの。いかにもゲーム的な数値部分は含まれていないので、ゲームに苦手意識がある方も気軽に読んでみてほしい。レイアウトも、基本的に原書をイメージしたものとなっている。

 本訳稿の初出は2011年6月に限定発行されたファンジン『Eclipse Phase Introduction Book for 2011 Japanese』(Analog Game Studies & 戦鎚傭兵団制作)に収録されたものである。ファンジン発行から数ヶ月後に『エクリプス・フェイズ』日本語版の出版が内定し、翻訳を担当した待兼音二郎は、そのまま『エクリプス・フェイズ』翻訳チームに加入することとなった。
 今回「SF Prologue Wave」に再掲されるにあたり、翻訳者の待兼音二郎の手によって訳語や訳文は全面的に刷新され、内容も「ファイアウォール」という組織についての設定部分が増補された豪華仕様となっている。どうぞ、お愉しみいただきたい。(岡和田晃)




(PDFバージョン:tokuitennhenototunyuu_machikaneottojiro

マチカネ オトジロウ


待兼音二郎(まちかねおとじろう)
 1968年生まれ。戦鎚傭兵団(ライター/翻訳者集団)に所属し、SF-TRPG『エクリプス・フェイズ』翻訳チームにも参加。翻訳書に『ドラッケンフェルズ』、『ボーン・サンクション』などがあり、「Role&Roll」誌に「戦鎚傭兵団の中世“非”幻想事典」を連載中。また、ダイヤモンド・オンラインなどでもコラムを執筆している。