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「メタポゾン10号案内」忍澤勉





「季刊メタポゾン」公式サイト
http://www.metaposon.com/works.html

「出版社名」
  発行・株式会社メタポゾン 
  発売・有限会社寿郎社
「発売日」
   2013年12月
「ISBNコード」
  ISBN-10: 4902269651
  ISBN-13: 978-4902269659

「季刊メタポゾン」第10号が11月8日に発行されました。

 このメタポゾンでは第8号から日本SF評論賞有志による「連作評論」が続いていて、今号はその3回目となります。

  今回は忍澤勉の「新しい核の時代とタルコフスキーの視線」と岡和田晃氏の「『伊藤計劃以後』と加速化する陰謀論」が掲載されました。

「藤元登四郎さんを励ます会」&「第8回日本SF評論賞贈賞式」レポート 忍澤勉

(PDFバージョン:fujimototousirousann8kaiSFhyouronnshou
 2月1日(金) ホテルフロラシオン青山 孔雀の間にて

 天気予報の通り、東京地方は暖かな午後を迎えていた2月1日、ホテルフロラシオン青山の孔雀の間で、「第8回日本SF評論賞贈賞式」と「藤元登四郎さんを励ます会」が開催された。
 私がここに来るのは3回目だ。最初はもちろん昨年の評論賞の贈賞式で、カチカチになった心と身体のまま、表参道の迷宮にはまりつつどうにか到達した。そして2回目は夏の臨時総会。全身汗まみれでついた席はなぜか最前列。最初に一言コメントを求められ冷や汗もかいた。
 ということなので、3度目は余裕のはずが、なんとレポーター役を仰せつかり、また別の緊張感を携えて表参道駅から歩み出した。

オシザワ ツトム

忍澤勉(おしざわ つとむ)
中学時代はロケット研究(遊び)、高校時代は天体観測に勤しむ。明治学院大学経済学部をムリクリ卒業して、一瞬の非常勤講師( 高校・世界史&政治経済) を経て、編集プロダクション(だいたい学習参考書)、 広告制作会社(だいたいPR誌) を渡り歩き、最後は出版会社(だいたいモータースポーツ誌&自動車雑誌) に二十年ほど勤務ののち、ヒマなおじさんの道を歩む。仕事はただボーッとしつつ、日々のよしなしごとをつれづれにどこかにメモすること。東京都北部に在住。日課は散歩とツレのお買物の専属ドライバー。趣味は、油絵( ただし二十年間描いていない)、散歩( ただし近くの公園一周)、読書( ただし老眼で三頁進んで二頁戻る)、ジャズ鑑賞( ただし皆同じに聴こえたりする)。特技は、なんにもしなくても時間がただ過ぎ去っていくこと。弱点は語学、特に日本語。現時点での商業発表作品は、「ものみな憩える」(『原色の想像力2』)、「『惑星ソラリス』理解のために[ 一]――レムの失われた神学」(『SFマガジン』2012年6月号に掲載)、「『惑星ソラリス』理解のために[ 二]――タルコフスキーの聖家族」(『SFマガジン』2012年7月号、8月号に掲載)。いちおし代表作は中学時代の「多段式液体燃料ロケットと搭載用天体観測衛星の設計」。

「田中光二さん300冊記念パーティ」&「第7回日本SF評論賞贈賞式」ルポ 宮野由梨香

(PDFバージョン:tanakakoujisann7kaiSFhyouronnshou_miyanoyurika
 2012年2月1日(水)の夕方、私、宮野由梨香は東京メトロの表参道駅からホテルフロラシオン青山への道を急いでいた。午後6時半から催される「田中光二さん300冊記念パーティ」&「第7回 日本SF評論賞贈賞式」に出席するためである。
 昨年もこうしてこの道を歩いていた。毎年、場所はここなのだ。部屋も同じ、一階の「はごろも」の間である。
 まず受付で名前を書き、ネームプレートを胸につけて会場に入る。
 入ってすぐの机の上に、「田中光二著作リスト」が山と積まれていた。
 思わず手に取ろうとしたら「あ、これは帰りに配ります。カードに、一番お好きな作品名と、それについての一言をお願いします」と、名刺大のカードを渡された。
「田中光二さまというと、思いだすのは、大学のゼミで……」
 宮野は、評論賞チームの岡和田晃さまを相手に、自分の学生時代(ホンの30年ほど前よ♪)の話を始める。
「『田中冬二についてレポートしろ』と言われて、でも、宮野はね~、田中冬二を知らなくて、『田中光二なら、よ~く読んでいますけど…』って答えたのよ。近代詩の野山嘉正教授に」
 四季派の詩人よりも「エデンの戦士」の作者の方が、もちろん、はるかにメジャーに決まっている!