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「著者書店営業創世記」鈴木輝一郎


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 作家生活22年、誰も褒めてくれないので自分で褒めるが、私は小説家の新刊書店まわり&著者手書きPOPのパイオニアなんである。
 いやまあ、「余計なことを考えやがって」とか「どうせ自慢するなら作品で自慢せえ」とかいう同業者の反論がありそうですが。

 元をただせば22年前、近未来小説でデビューする直前のこと。
 営業から異動してきたばかりのK社K氏が、
「このままでは輝一郎さんは埋もれてしまいます。わかりますか」
と言ってきたのがはじまり。
 新人賞を受賞したわけでもない作家の作品は、出版バブルの当時でも売るのがたいへんだった。これ一作で消える可能性が大だという自覚はある。

 と、K社K氏は熱く語った。
「元音楽プロデューサーのK野Bさんは、担当アーティストの新曲が出たときの放送局まわりの要領で、新刊が出ると書店に挨拶に行っているそうです。だからとりあえず輝一郎もやってみましょう!」

スズキ キイチロウ


鈴木輝一郎(すずき きいちろう)
 1960年岐阜県大垣市出身。1991年『情断!』(講談社)でデビュー。1994年『めんどうみてあげるね 新宿職安前託老所』(出版芸術社)で第47回日本推理作家協会賞受賞。
 推理小説『他人の不幸は銭の味』(小学館)、時代小説『燃ゆる想ひを』(河出書房新社)、歴史小説『姉川の四人』(毎日新聞社)、ビジネスエッセイ『もしも義経にケータイがあったなら』(新潮社)、小説家入門本『新・何がなんでも作家になりたい!』など著書多数。日本文藝家協会、日本推理作家協会会員。

公式サイト『小説家鈴木輝一郎は今日もパコパコ』
 http://www.kiichiros.com
動画サイト『鈴木輝一郎小説講座ダイジェストチャンネル』
 http://www.youtube.com/user/kiishirosjp